例文・使い方一覧でみる「弾き」の意味
スポンサーリンク...算盤（そろばん）の弾き直しだ... 
江見水蔭 「備前天一坊」
...かわって「愉快な四人」がギターを弾きならしながら...
高見順 「如何なる星の下に」
...何も言はずにすぐ胡弓を弾き出した...
田山録弥 「一室」
...変な手附で「一つとや」を弾き出した...
豊島与志雄 「理想の女」
...ただ、弾き手自身は、よほど三味線そのものに興味を持っているところへ、思いがけなく、その好物を探し当てたものですから、ことに、無聊至極（ぶりょうしごく）に苦しみきっているためでしょうから、ふるいつくように三味にくいついて、自分の知っている、有らん限りの手という手を、弾きぬいて見る気かも知れません...
中里介山 「大菩薩峠」
...胡弓弾きがお銭（あし）を頂（いただ）いているあいだだけ胡弓の声はとぎれるのであった...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...この演奏は古典弾きのプロフェッサーらしい素直さと情熱があってうれしい...
野村胡堂 「楽聖物語」
...まるで護謨（ゴム）のように弾きかえって...
林芙美子 「新版 放浪記」
...何ものかに激しく弾き出された...
原民喜 「死と愛と孤独」
...ほらあの……」「今日お弾きになって下さい...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...第一ペエジから弾きはじめた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...琵琶（びわ）を借りて想夫恋（そうふれん）を弾き出した...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...未成品的な琴を聞かせなさいと言えば遠慮をせずに弾きますよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...少しはなれたところにヴァイオリン弾きがいて...
室生犀星 「洋灯はくらいか明るいか」
...笑ってもいいんだぜ」新八は三味線を弾きはじめた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...この人も弾き語り...
山本笑月 「明治世相百話」
...われと吾が指先から弾き出る琴の音にうっとりとして...
吉川英治 「江戸三国志」
...栗原山の山住居に、わたくしが弾き、また兄が弾き、月の夜の更（ふ）けるのも忘れたことがありました」彼女のまぶたには、その兄が、その頃のまま、もう見える心地がしているらしい...
吉川英治 「新書太閤記」
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