...青黒いクロオスの表紙のついた「家康と直弼」を買ふことにした...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...すると諸名士の金玉の序文も「家康と直弼」を伝へることには失敗したと云はなければならぬ...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...とりわけ頭山満翁を頭目として犬養毅、寺尾亨、内田良平、佃信夫、中村弼、杉山茂丸等数十名の同志は我が国の独立的体面を守らんがために政府に抗し、自ら躬(み)をもって両志士の生命を保護しようと盟(ちか)い、そこに必死の猛運動が起されたことはいうまでもない...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...弾正大弼仲章朝臣の使者...
太宰治 「右大臣実朝」
...憲法によって定められた輔弼(ほひつ)の道をあやまり...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...井伊直弼を襲殺せんとするの風説を聞き...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...青木周弼と名を齊くした...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...而して其の已に擧げられて輔弼の職に就き...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其の任免の大權に屬するを以て輔弼の責を忽にせず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...国務大臣の輔弼を要するものと説いていた...
蜷川新 「天皇」
...上杉家は弾正大弼斉定(だんじょうのたいひつなりさだ)...
森鴎外 「細木香以」
...……陛下も何とぞ先帝の英資にあやかり給うてよく輔弼(ほひつ)の善言を聞き...
吉川英治 「三国志」
...総大将の阿曾弾正少弼(あそだんじょうしょうひつ)...
吉川英治 「私本太平記」
...あの弾正大弼(だんじょうたいひつ)様も...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...上杉弾正大弼(だんじょうだいひつ)殿が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...寝所のうちで弾正大弼は眼をさまして...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...弾正大弼の前へいっぱいに立ち塞(ふさ)がった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...世に又とない大不孝者とするつもりかっ』『恐れながら、御意のとおりにござります』『血迷ったか』思わず、弾正大弼は、足を上げて、自分の袴のすそをつかんでいる兵部の手を振り退(の)けた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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