...『八犬伝』もまた末尾に近づくにしたがって強弩(きょうど)の末魯縞(ろこう)を穿(うが)つあたわざる憾(うら)みが些(いささ)かないではないが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...今日の金港堂は強弩(きょうど)の末(すえ)魯縞(ろこう)を穿(うが)つ能(あた)わざる感があるが...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...強弩(きやうど)の末と言はぬばかりの風が割合に静かに大きな樹の梢の葉を吹いてゐた...
田山録弥 「くづれた土手」
...是れ所謂る強弩の末...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...是れ所謂る強弩の末...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...強弩(きょうど)の勢いを張っておりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...歩卒一万を率いた強弩都尉(きょうどとい)路博徳(ろはくとく)にこれを援(たす)けしめた...
中島敦 「李陵」
...尻が切れて強弩(きょうど)の末勢(ばっせい)だなどと悪口するものがあるなら...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...これまさに強弩(きょうど)の末勢(まっせい)...
吉川英治 「三国志」
...強弩(きょうど)も要らぬたてがみ青き...
吉川英治 「新・水滸伝」
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