例文・使い方一覧でみる「困る」の意味
スポンサーリンク...困るぞ」という... 
石川欣一 「比島投降記」
...しかし踊り子がいつも左へ傾いた顔をしていたのでは美感（びかん）上困る...
海野十三 「間諜座事件」
...はじめは苦しいし困るかもしれないけれど...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...しかしこれを以て直（ただ）ちに侵略的の意味に誤解されては甚だ困る...
大隈重信 「日支親善策如何」
...女に好かれて好かれて困るという嘘言を節度もなしに...
太宰治 「虚構の春」
...お前らの父ちゃんから税金を捲きあげていた地主はお前らの生活を保証してくれたか？おまんまのかわりに苦（に）がい蕗のとうを喰うお前らの小さな胸にも今は強い敵意が燃えている天災だと云ってしらを切ったのはど奴（いつ）だ！「困るのは小作だけでない」そう云った代議士（地主）の言葉にウソがなかったか子供等よ！ いつ地主の子供がお前等と一緒に蕗のとうを摘みに行ったかいつ...
長沢佑 「蕗のとうを摘む子供等」
...ちょっと困るのである...
中谷宇吉郎 「鼠の湯治」
...あんなのん気ばかり言っていて困ると話した...
夏目漱石 「三四郎」
...祝言してからそんな男に因縁（いんねん）をつけられては困る――と言ひ出した」「――」「お由良はそれを聞くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彌太郎が玩具にして困るので近頃は柱にかけて置くこともあります」鐵之助は何んの淀みもなく答へます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これ位ひで競馬騒ぎも打ち止めて呉れないと困るけれど……」――私は...
牧野信一 「競馬の日」
...金はあるが、つかい道に困る...
宮本百合子 「カメラの焦点」
...そちらで困るだろうから...
三好十郎 「恐怖の季節」
...どうもこの異国の化物共は扱い憎くて困る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...震災前醜業窟を経営していた連中が喰うに困るという名の下に...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...無骨な矢代のことだからまごまごすると困るというので...
横光利一 「旅愁」
...妻の困るのを見て嬉ぶものがあろうぞ...
吉川英治 「夕顔の門」
...自分の嘲笑や皮肉をそう深い意味に取られては困ると思いはしなかったか...
和辻哲郎 「自己の肯定と否定と」
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