...紛々(ふんぷん)たる文壇の張三李四(ちやうさんりし)と...
芥川龍之介 「骨董羹」
...張三李四(ちやうさんりし)の徒も蒐集家たるべし...
芥川龍之介 「わが家の古玩」
...俺の周圍に蠢く張三李四に比べて確に一歩を進めてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...俺は張三李四を比較にとる優越感に溺れることの危險を深く恐れてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...此優越感を刺戟すること多き張三李四の中に活きることを悲しむが併し此優越感を持つことをば恥ぢない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...併し俺は周圍の張三李四よりも一歩を進めてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...さうして俺は一歩を彼等の上に進めたものとして張三李四に對する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...俺は張三李四に對して優越感を持つことを恥ぢない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...張三李四の前に優越の地歩を占めるのは畢竟自分の中に實現せられたる眞理を敬重するからである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...自分の事を棚に上げて他人を輕蔑したり嘲笑したりする事を自慢にしてゐる張三李四の立脚地に墮落する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
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