例文・使い方一覧でみる「忽」の意味


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...二度三度と重なるとイツデモ一つ話ばかりをしていて博覧の奥底がち看(み)え透いて来たには嫌気(いやぎ)が挿して来た...   二度三度と重なるとイツデモ一つ話ばかりをしていて博覧の奥底が忽ち看え透いて来たには嫌気が挿して来たの読み方
内田魯庵 「美妙斎美妙」

...室内(しつない)に死んだようになって横たわっている老婦人を助ける元気などは(たちま)ち失(う)せて...   室内に死んだようになって横たわっている老婦人を助ける元気などは忽ち失せての読み方
海野十三 「崩れる鬼影」

...(たちま)ちにして脳裡に蟠(わだかま)っていた疑問を一掃(いっそう)し得ることが出来たのだ...   忽ちにして脳裡に蟠っていた疑問を一掃し得ることが出来たのだの読み方
海野十三 「電気風呂の怪死事件」

...正造は急に顔色を和げて粗を謝した...   正造は急に顔色を和げて粗忽を謝したの読み方
大鹿卓 「渡良瀬川」

...若しも社会に不条理な制度が存在するときはち之に気が附き...   若しも社会に不条理な制度が存在するときは忽ち之に気が附きの読み方
丘浅次郎 「人類の将来」

......   の読み方
小笠原長生 「海島冐險奇譚 海底軍艦」

...その寐惚顔(ねぼけがお)には(たちま)ち冷笑(れいしょう)が浮(うか)んだので...   その寐惚顔には忽ち冷笑が浮んだのでの読み方
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」

...目に見えない位の微(かす)かな和らぎがち顔中に拡がったと思うと...   目に見えない位の微かな和らぎが忽ち顔中に拡がったと思うとの読み方
中島敦 「虎狩」

...この溝へ入れた雪はち溶けて流れてしまうのである...   この溝へ入れた雪は忽ち溶けて流れてしまうのであるの読み方
中谷宇吉郎 「雪」

...その晩の隣室はち灯りも消して...   その晩の隣室は忽ち灯りも消しての読み方
牧野信一 「風流旅行」

...ただ単に噺でおぼえたほかの人の粗噺とはどこかちがったほんとうらしいところがあるらしく...   ただ単に噺でおぼえたほかの人の粗忽噺とはどこかちがったほんとうらしいところがあるらしくの読み方
正岡容 「初看板」

...そして其人のち刺を通ずるに会つた...   そして其人の忽ち刺を通ずるに会つたの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...お供の者どもはその粗(そこつ)者を罰すべきだと主張した...   お供の者どもはその粗忽者を罰すべきだと主張したの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...(たちま)ち猛然と走り出して電車線路を宙に躍り越えた...   忽ち猛然と走り出して電車線路を宙に躍り越えたの読み方
夢野久作 「暗黒公使」

...この地の支店長になれることは(たちま)ちだった...   この地の支店長になれることは忽ちだったの読み方
横光利一 「上海」

...纔入城門身亡...   纔入城門身忽亡の読み方
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」

...万太郎は然とそこを去りました...   万太郎は忽然とそこを去りましたの読み方
吉川英治 「江戸三国志」

...ひと一倍、涙もろい藤吉郎は、ち、顔じゅうを涙で汚らしくしてしまった...   ひと一倍、涙もろい藤吉郎は、忽ち、顔じゅうを涙で汚らしくしてしまったの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

「忽」の読みかた

「忽」の書き方・書き順

いろんなフォントで「忽」

「忽」の英語の意味

「忽なんとか」といえば?   「なんとか忽」の一覧  


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