...我国の静かな田園村落の外縁で、屡々見受ける、灰や蛤(はまぐり)の殻やその他の大きな公共的な堆積は、どこにも見られない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...百マイル北の家屋で見受けるのとは大いに違っていた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...彼等はこの祭儀には、全然無関心らしく、見受けるところ、これはうるさい事だが、我慢しなくてはならぬのだと思っているらしかった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...いまさら年期を入れ直して勉強を始めるような殊勝さは持ち合していないように見受ける...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...今でもあいさにあれを結った人を見受けることがあります...
上村松園 「好きな髷のことなど」
...従来とても何か事を調べるにあたってはなるべく各方面から見るように注意していたように見受けるが...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...8.何か共通の利益になることが議せられるとか議題になつてゐるとかでない限り公開の場所にて彼の姿を見受けることはない...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...それはこうだといった風に事もなげに答えてしまう傾きがまた少なくないように見受ける...
寺田寅彦 「研究的態度の養成」
...パリーになお多く見受けるような...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...見受けるところ年の頃は道庵とほぼ近いし...
中里介山 「大菩薩峠」
...さかりがついて荘重に身顫ひをする野原の中には泥に塗(まみ)れた小石の堆積(やま)なぞ見受けるもので...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...槍長刀大鳥毛(おおとりげ)の供触(ともふ)れをした客すら見受ける...
服部之総 「志士と経済」
...見受けるところ先生の面(おもて)には一抹の憂色があって...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...罪人の間に往々見受けるような...
森鴎外 「高瀬舟」
...現在東京市の内外で見受ける文化住宅には...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...二本の毛の束がブラ下がっているのを見受けるところから考えると...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...そこらに時々見受けるのは...
吉川英治 「江戸三国志」
...ばかめ、どっちを撰(えら)ぶのだ」「むむ、見受けるところ、貴様はただの素町人(すちょうにん)ではないな...
吉川英治 「新・水滸伝」
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