...二人が単に頭髪の引張り合いをする丈であった! 見物人は私一人...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...張り合いのないほど静かに更(ふ)けていった...
海野十三 「蠅男」
...私は精々(せいぜい)弟子の張り合いのために...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...なあんて張り合いのない野郎だろう...
太宰治 「虚構の春」
...とても張り合いがありました...
太宰治 「きりぎりす」
...張り合いが無くなったんですよ...
太宰治 「春の枯葉」
...張り合いがないので...
徳田秋声 「仮装人物」
...仕事は多いほど張り合いがあっていいんです...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...私どももほっと息を吐き少しは張り合いのない気もした...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...生き埋めとはまた張り合いのない...
永井隆 「長崎の鐘」
...いわば張り合いの無い仕事であるが...
中谷宇吉郎 「石碑」
...江戸中の大商人と張り合い...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...いつも相手があってそれとの張り合いの上でのことで...
宮本百合子 「新しい船出」
...働く張り合いがないというほどで...
柳田国男 「故郷七十年」
...張り合い抜けがしたように...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...桃の刺青はチョッと張り合いが抜けた体(てい)であったが...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...まるで張り合いがありませんでした...
夢野久作 「白髪小僧」
...チョット張り合い抜けがしたのが可笑(おか)しかったのであろう...
夢野久作 「一足お先に」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??