...生きる事に何も張り合いが無い時には...
太宰治 「風の便り」
...張り合いもございましたが...
太宰治 「虚構の春」
...なあんて張り合いのない野郎だろう...
太宰治 「虚構の春」
...張り合いのある日々を送りました...
太宰治 「千代女」
...四面楚歌(そか)のなかで生きている張り合いもないような気もした...
徳田秋声 「仮装人物」
...張り合いがないので...
徳田秋声 「仮装人物」
...こうした民間常識が一方において助成されている処で初めて官営の風俗的思想警察も一段と張り合いを生じるわけだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...人は頭が重く、張り合いがぬけ、気力疲れ、厭気を催して、我れに返る...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その後は暫らく表立った張り合いがありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...まるで張り合いがない...
夏目漱石 「三四郎」
...張り合いのあるものは仕事である...
羽仁もと子 「最も楽しい事業」
...妾はこれから先話をつづけてゆく勇気も張り合いもなくなってしまうのです...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...いつも相手があってそれとの張り合いの上でのことで...
宮本百合子 「新しい船出」
...よしよし……わかったわかった……安心して帰れ……三平は張り合い抜けがしたように三人の警官の顔を見まわした...
夢野久作 「黒白ストーリー」
...玄徳に会えるならなお張り合いがある」と...
吉川英治 「三国志」
...郷人たちは何か張り合い抜けがした...
吉川英治 「三国志」
...そもじの幸福を見たいのが張り合いでもある...
吉川英治 「新書太閤記」
...何やら大きな張り合いのなさを覚えずにいられぬ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
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