...平尾さんもさぞ張り合いがあるでしょう」といって後藤君は帰りました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...遊ぶのにも張り合いがあるから...
太宰治 「新ハムレット」
...僕も張り合いがあって...
太宰治 「新ハムレット」
...張り合いの無い事おびただしい...
太宰治 「正義と微笑」
...張り合いのある日々を送りました...
太宰治 「千代女」
...どんなに張り合いのあった事でしょう...
太宰治 「千代女」
...張り合いのある日をつづけることができて...
太宰治 「火の鳥」
...少し張り合いのない気がする...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...そしていかに一生懸命の張り合いが起こったことだろう! いかに激しい嫉妬(しっと)の炎が燃やされたことだろう! そのぶしつけな敵から教師を取りもどさんがために...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...張り合いのあるものにしたことであろうか...
野村胡堂 「楽聖物語」
...張り合いのあるものは仕事である...
羽仁もと子 「最も楽しい事業」
...張り合いのある気持で吸うのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...けさから馬車に揺られて来た疲労(つかれ)が現に浮んで来て、張り合いのない、眠いような心持ちになる...
水野葉舟 「黄昏」
...いつも相手があってそれとの張り合いの上でのことで...
宮本百合子 「新しい船出」
...先へ仕事をすすめてゆく心の張り合いです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...働く張り合いがないというほどで...
柳田国男 「故郷七十年」
...それ位のことをやって見る張り合いがあるけども...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...あのノロノロした張り合いのないように見えた舞の手ぶりが...
夢野久作 「能とは何か」
便利!手書き漢字入力検索