...張り合いのないほど静かに更(ふ)けていった...
海野十三 「蠅男」
...なかなか仕事に骨は折れますが張り合いがある...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...張り合いがねえや...
太宰治 「正義と微笑」
...張り合いのある日々を送りました...
太宰治 「千代女」
...どんなに張り合いのあった事でしょう...
太宰治 「千代女」
...わたくしも、毎日毎日、張り合いあって、身を粉にして働きました...
太宰治 「火の鳥」
...知識の張り合いをすることがあった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...何時も新らしい気分で生きてゆくと張り合いがあるような気がしますね...
豊島与志雄 「恩人」
...仕事は多いほど張り合いがあっていいんです...
豊島与志雄 「新妻の手記」
...その後は暫らく表立った張り合いがありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...大いに生活の張り合いでもあり...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...私は少々張り合い抜けがした...
松濤明 「一つのエチケット」
...けさから馬車に揺られて来た疲労(つかれ)が現に浮んで来て、張り合いのない、眠いような心持ちになる...
水野葉舟 「黄昏」
...いつも相手があってそれとの張り合いの上でのことで...
宮本百合子 「新しい船出」
...骨を折れば其だけ島田のお母さんにしろお気持いいでしょうと張り合いです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...桃の刺青はチョッと張り合いが抜けた体(てい)であったが...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...あのノロノロした張り合いのないように見えた舞の手ぶりが...
夢野久作 「能とは何か」
...手と手を引っ張り合いながら叫んだ...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??