...鬨(とき)の声を上げんばかりの張り切りようです...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...化粧部屋に詰めると云う張り切り方であった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...真白の皮膚は硬(かた)く張り切り...
徳田秋声 「縮図」
...何かそうした稀な張り切りの頂点がなければなるまい...
戸坂潤 「友情に関係あるエッセイ」
...おれの精神は張り切り...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...こうなると一刻――いや一分一秒を争う競争だが」誠一は相変らず張り切ります...
野村胡堂 「九つの鍵」
...私が飛び込みましょう」八五郎は小さい声で張り切ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...というのが妻の理想で私も大いに張り切り...
牧野富太郎 「植物記」
...というのが妻の理想で私も大いに張り切り...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...翅(はね)が張り切りおり...
南方熊楠 「十二支考」
...確信がヴォルガのように豊かな力で張り切りながら流れてゆく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それよ忠義の志ばかりでおじゃるわ』とこの眼(まなこ)から張り切りょうずる涙を押えて……おおおれは今泣いてはいぬぞ...
山田美妙 「武蔵野」
...張り切りつつ錯綜する綱の動きもまた...
横光利一 「鵜飼」
...当人も大張り切りで...
吉川英治 「新・水滸伝」
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