...旦那様の弟御さまの亀之介さまが二時にお帰りになりまして...
海野十三 「地獄の使者」
...旦那様は弟御さまを……」と...
海野十三 「地獄の使者」
...つまり綾子さんの弟御に当るお方でさ...
徳田秋声 「躯」
...その小さい弟御は古い箒(ほうき)を馬車にして室の内を引きずりながら...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
直木三十五 「南国太平記」
...弟御さんの仇を討つ心算(つもり)で同じ町内に住んだのでせうね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...弟御さんの仇(あだ)を討つ心算(つもり)で同じ町内に住んだのでしょうね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...伊豆(いづ)屋の弟御」「店の者では?」「手代の國松...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昌綱さん(先生の弟御)が大急ぎで座敷を掃いて...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...家督の弟御(ご)が役の都合で地方にいるので...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...拙子も罷出候様先日令弟御入之所...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...骨肉の弟御(おととご)や異母子(いぼし)までが...
吉川英治 「私本太平記」
...『弟御様(おととごさま)のおん身として...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「相談とは?」「弟御さまと...
吉川英治 「親鸞」
...すると――「いや、弟御様は」と、性善坊があわてだした...
吉川英治 「親鸞」
...幼い弟御様をば、そのように打ったりして」懐には、乳をふくませ、声のない歌拍子に、足をうごかしながら、窘(たしな)めると、「だって...
吉川英治 「源頼朝」
...九郎などという弟御のある事など...
吉川英治 「源頼朝」
...「いち度、お訪ねして、いろいろと、伺いたい事もあるし……」「ええ、どうぞ」「また、何かと、話したいこともあるが、実は、この間うち、脱藩した青砥弥助の口から、弟御へ、ちと、内密を洩らしてあるので、一角が、訪ねては」「丈八郎ならば、この頃は、相役が病気なので、たいがいな夜はおりませぬ...
吉川英治 「無宿人国記」
便利!手書き漢字入力検索