...旦那様は弟御さまに...
海野十三 「地獄の使者」
...旦那様は弟御さまを……」と...
海野十三 「地獄の使者」
...お国の弟御さんへのお土産に...
鈴木三重吉 「桑の実」
...その小さい弟御は古い箒(ほうき)を馬車にして室の内を引きずりながら...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...え」「文之丞様の弟御に兵馬様という方がありましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...伊豆(いづ)屋の弟御」「店の者では?」「手代の國松...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昌綱さん(先生の弟御)が大急ぎで座敷を掃いて...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...家督の弟御(ご)が役の都合で地方にいるので...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...コウカサスはエルブルュスの巓(いただき)につながれましたるプロメシウスの弟御(ご)パラシュウスと申す猛々しいお方でござります...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...拙子も罷出候様先日令弟御入之所...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...後(のち)に弟御(おとうとご)さんが上京することになっても御都合が宜(よろ)しいでしょう」といった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...貴方の弟御さんからスッカリ御事情を承りましたが……」「エッ...
夢野久作 「冥土行進曲」
...「こうさっそくに、事のはこびがついてきましたのは、まったくお差向けの薬師丸が双(ならび)ヶ岡(おか)へ見えたからでございまする」「お、薬師丸が、そちの許へたずねて行ったか」「されば、その薬師丸のみちびきで、資名どのの弟御、三宝院の僧、日野賢俊(けんしゅん)御坊にお会いできたのでございました」「ではその賢俊より院へ」「はい...
吉川英治 「私本太平記」
...骨肉の弟御(おととご)や異母子(いぼし)までが...
吉川英治 「私本太平記」
...「相談とは?」「弟御さまと...
吉川英治 「親鸞」
...――弟御様が、黙って持って来たのは良くない事ですけれど、和子達はまだ、物を買うという事はご存知ないのですから無理はありません...
吉川英治 「源頼朝」
...九郎などという弟御のある事など...
吉川英治 「源頼朝」
...「よい坊(ぼ)ンち……弟御かの」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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