...その出来事が大きな騒動を引起した...
...彼女の発言が不和を引起した...
...狭い部屋にたくさんの人がいると、窒息感を引起することがある...
...虱の為に刃傷沙汰を引起してゐる間でも...
芥川龍之介 「虱」
...引起された涙の顔...
泉鏡花 「縁結び」
...が、冷いので、あなやと驚(おどろ)き、膝を突(つッ)かけ、背(せな)を抱(いだ)くと、答えがないので、慌(あわ)てて、引起して、横抱きに膝へ抱(いだ)いた...
泉鏡花 「縁結び」
...寝ているのを引起して...
太宰治 「新釈諸国噺」
...馬が倒れたのを今引起こしたところであるらしい...
寺田寅彦 「断片(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...倒れてる男を引起したんですが...
豊島与志雄 「変な男」
...あわてて弁信を引起して...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこに反感を引起し易(やす)い...
中里介山 「大菩薩峠」
...足の繩を解いて引起した...
中島敦 「環礁」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...引起して明り先に死体の顔を持って行くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...引起してみると、番頭の喜助、もう息も絶えて、呼び生けようもなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...死骸を引起して初めて梅吉どんと判りました」お仲の話はなか/\確りして居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...……引起してもとのように長火鉢にもたれさせ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...その肩の処をつらまえて引起(ひきおこ)して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...茲に再び「大正の鏡花」の間違を引起しさうだが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...古さを引起している...
三好十郎 「恐怖の季節」
...引起してみると、若い見慣れぬ武士だった...
山本周五郎 「夜明けの辻」
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