...引け目を感じている様子もないが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼は自分のそう云う性質に誇りも引け目も感じてはいないが...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...飲みたいのを我慢するだけの引け目が自分にあるじゃないか...
豊島与志雄 「神棚」
...立川一郎は特別な引け目を感じていました...
豊島与志雄 「落雷のあと」
...無断侵入の引け目のあることは...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうしてお銀様を避けなければならない心の引け目というものが少しもないから...
中里介山 「大菩薩峠」
...竜之助に対しては少しも引け目を感じません...
中里介山 「大菩薩峠」
...身に引け目があるからです...
中里介山 「大菩薩峠」
...かりにも罪を着せた政策の上に多少の引け目がないではないとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...引け目を感じないことを与八は直覚する...
中里介山 「大菩薩峠」
...寸毫(すんがう)も引け目を感じない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それだけでもフリイドリッヒは引け目を感じたのに...
堀辰雄 「晩夏」
...その態度には階級が幾重も下という引け目がありありだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...その非行を自分の罪にして引け目な思いで暮している...
矢田津世子 「女心拾遺」
...それを耳にするたびに夫人は引け目な思いをする...
矢田津世子 「女心拾遺」
...腹ちがいのこの息子夫婦へは何かと引け目さを感じていた...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...背を引け目にするどころか...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...名器の仲間に入れても引け目はない...
柳宗悦 「赤絵鉢」
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頭の先から足の先まで 虫の知らせ イロハのイ
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