...厳(いかめ)しい達者な白い文字で記してあった...
海野十三 「深夜の市長」
...どんな水を飲んでも死なぬ達者な兵士のみが残って...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...足の達者なものは...
田山花袋 「歸國」
...脚達者な車夫は、「これに遲れたら、もうお金もらひまへん」と笑つて語りながら急速力で驅け出した...
近松秋江 「湖光島影」
...だが彼の達者なおしゃべりが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...足の達者な人でも...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうせ口の達者な貴夫には敵(かな)いませんから」健三はむしろ真面目(まじめ)であった...
夏目漱石 「道草」
...――石原の親分が達者なうちならともかくも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恐ろしく足の達者な野郎で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「こいつは面白さうだ」紙片(かみきれ)にはかなり達者な文字で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――若くて達者な男が――」平次もこれ以上は見當もつかない樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あの通り藝が達者な上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...腕の達者な大男だ」「何方の御藩で?」「それは訊かないでくれ――尤も阿星源之丞も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは六十に余る達者な親父があって...
正岡子規 「熊手と提灯」
...黒など様々な色を用い達者な筆を示します...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...しかし便器のようなものには今でも達者な筆で...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...さすが口達者なかみさんたちも...
山本周五郎 「季節のない街」
...いわゆる達者な生命力を...
吉川英治 「新書太閤記」
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