...足の達者な人でも登れないような所に...
有島武郎 「かたわ者」
...性来(うまれつき)歯が達者なので...
薄田泣菫 「茶話」
...英語は大抵の男子も及ばぬまで達者なりとか...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...足だけは幸に達者なので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...足の達者なものは不可能ということはありませんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...君のお父さんが達者なうちに...
夏目漱石 「こころ」
...けれども英語の達者なこの女から呼ばれた西洋人はなかなか下りて来ませんでした...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...相變らず達者で良いね」「達者なのは口と酒ばかりだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「こいつは面白さうだ」紙片(かみきれ)にはかなり達者な文字で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「私がもし、足腰が達者なら、人手を借りるまでもなく、今日まで扇屋の主人を生かしちや置かなかつたかも知れません」「?」「間違つちやいけませんよ、錢形の親分...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...達者な主人の榮之助と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――こんな達者な男が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私はもうその筆者のヤケに肩さがりにそろつた達者な筆蹟を一目見るや虫唾が走るのです...
牧野信一 「月あかり」
...即ち読口やゝ五月蠅く徒らに達者なるのみの存在と云ふ定評があつた由だが...
正岡容 「下谷練塀小路」
...おれは腰ぬけではない」「舌の達者なやつだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...達者な者より大切(だいじ)にされて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...達者なものが大勢いる...
吉川英治 「私本太平記」
...いわゆる達者な生命力を...
吉川英治 「新書太閤記」
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