...弓弦が切れたので買い替える必要がある...
...彼は弓弦を引くとき、力が不足していた...
...弓弦を調整すると、弓の音が変わる...
...競技用の弓弦は高価だ...
...弓弦を長くすると、弓の強度が増す...
...「弓弦(ゆんずる)荘殺人事件」は古代鎧(よろい)の籠手(こて)の神秘飛行が...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...その時に頭髮の中から豫備の弓弦を取り出して...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...松林をずつと向うに越して弓弦(ゆみづる)を張つたやうになつてゐる沙浜(すなはま)に波の白く寄せてゐるあたりまでも行つた...
田山録弥 「磯清水」
...人差し指第二關節の角の側面と拇指の腹面との間(あひだ)に矢(や)の一端と弓弦とを挾(はさ)む方法(はう/\)なり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...花鋏でいま張り切った弓弦(ゆんづる)をチョキンと切ってしまって...
中里介山 「大菩薩峠」
...不意にこれで張り切った弓弦(ゆんづる)を後ろから切ったということを...
中里介山 「大菩薩峠」
...紀昌の家の屋上で何者の立てるとも知れぬ弓弦の音がする...
中島敦 「名人傳」
...弓弦(ゆんづる)は外したまゝですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...歌人には岸本弓弦(ゆづる)がある...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...私は決してあとへはひかないつもりです」甲斐の手で弓弦が鳴った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
......
横瀬夜雨 「花守」
...猪の脂(あぶら)と松脂(まつやに)とを煮溜めた薬煉(くすね)は弓弦(ゆづる)を強めるために新らしく武器庫(ぶきぐら)の前で製せられた...
横光利一 「日輪」
...その弓弦(ゆづる)を充分に引くひまなどはもとよりない...
吉川英治 「私本太平記」
...塀を隔てたその湯泉屋敷で弓弦(ゆづる)が聞こえる...
吉川英治 「小説のタネ」
...キ……と引きしぼった花栄の弓弦(ゆんづる)がぶんと鳴ったと思うまに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...思わず引きしぼッた弓の弓弦(ゆんづる)をぶンと切った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...的場で弓弦(ゆづる)の音...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...身体ごとぶつかつて弓弦(ゆんづる)のごとく引つぱれ...
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」
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