...彼女は人の心を弁別する力がある...
...あるニュース番組では、真偽を弁別するための情報が提供されている...
...弁別能力に優れた人材を求めている企業がある...
...弁別に問題がある人には、コミュニケーションがうまくとれないことがある...
...弁別を身につけるには、慣れと経験が必要だ...
...いずれが正法(しょうぼう)か弁別申そう...
芥川龍之介 「邪宗門」
...」自分の食物の真の味を弁別する者は決して貪食漢ではありえないし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それを一々弁別して説く遑(いとま)はないが...
津田左右吉 「日本精神について」
...彼らにものの形状を弁別する能力のあるためだということが書いてあった...
寺田寅彦 「破片」
...弁別的な推進力を備えた場合...
戸坂潤 「思想としての文学」
...私はそれを弁別しようと努力したがどうしてもわからなかつた...
富永太郎 「鳥獣剥製所」
...具体的内容と暗示的内容とを弁別するのは...
豊島与志雄 「小説の内容論」
...くずれかかってる深淵の岸を弁別し得ざるに至ったのであろうか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...確(しか)と湖水の四方の陸と島とを弁別してから...
中里介山 「大菩薩峠」
...中に何物を含むかを弁別し得ない...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...寒さで凍(こご)えてしまうだろう」死んでいるか生きているかさえ弁別(みわけ)のつかない彼にもこういう懸念が湧(わ)いた...
夏目漱石 「道草」
...「支那人は個人の名称を弁別する...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...しかれども野卑に陥りやすきを以て野卑ならざる者をも棄つるはその弁別の明なきが故なり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...適当な救済の対象者を他から弁別し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...土地に用いられた勤労を特別に他から弁別する剰余生産物の基礎たるものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...真の良心――即ち国家と演劇芸術の本質に対する忠誠――そのための良き事と悪しき事を弁別するばかりで無く...
三好十郎 「俳優への手紙」
...さもさも物体の特性を弁別する才能を欠く者のごとく批評せらるるに至ったのは是非もなき次第である...
柳田國男 「地名の研究」
...その誤解誇張を弁別する必要があるのはもちろんである...
柳田国男 「山の人生」
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