...彼女は人の心を弁別する力がある...
...あるニュース番組では、真偽を弁別するための情報が提供されている...
...弁別能力に優れた人材を求めている企業がある...
...弁別に問題がある人には、コミュニケーションがうまくとれないことがある...
...弁別を身につけるには、慣れと経験が必要だ...
...多くの象を弁別する事が出来る様になつた...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...そのために真偽の弁別がまちがったり...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...それが死んだねずみであるか石塊であるかを弁別する事には少なくもその長さの十分一すなわち〇・五ミクロン程度の尺度で測られるような形態の異同を判断することが必要であると思われる...
寺田寅彦 「とんびと油揚」
...某年某月某日某所で行なわれた某の銅像除幕式を他のある日ある場所で行なわれた他の除幕式と明白に弁別しようとするときに最も著しき目標となるものは何であるかというと...
寺田寅彦 「ニュース映画と新聞記事」
...弁別と決定と結論とを目的とする...
戸坂潤 「思想としての文学」
...科学的に公正にそして党派的に(と云うのは首尾一貫した組織的な弁別力を以て)識別出来ないものは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...私はそれを弁別しようと努力したがどうしてもわからなかつた...
富永太郎 「鳥獣剥製所」
...思慮の周密(しゅうみつ)と弁別(べんべつ)の細緻(さいち)を標榜(ひょうぼう)する学者の所置としては...
夏目漱石 「学者と名誉」
...寒さで凍(こご)えてしまうだろう」死んでいるか生きているかさえ弁別(みわけ)のつかない彼にもこういう懸念が湧(わ)いた...
夏目漱石 「道草」
...理非の弁別のはっきりした...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...想像弁別の両刀を執ッて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...かく弁別力を具えながら...
穂積陳重 「法窓夜話」
...また弁別力に富む...
南方熊楠 「十二支考」
...何と弁別も出来ない臭気がいっぱい漂っていた...
水上滝太郎 「遺産」
...真の良心――即ち国家と演劇芸術の本質に対する忠誠――そのための良き事と悪しき事を弁別するばかりで無く...
三好十郎 「俳優への手紙」
...さもさも物体の特性を弁別する才能を欠く者のごとく批評せらるるに至ったのは是非もなき次第である...
柳田國男 「地名の研究」
...管理と弁別とに存外の面倒がある...
柳田國男 「地名の研究」
...弁別のために起ったのであろうが...
柳田國男 「名字の話」
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