...彼女は人の心を弁別する力がある...
...あるニュース番組では、真偽を弁別するための情報が提供されている...
...弁別能力に優れた人材を求めている企業がある...
...弁別に問題がある人には、コミュニケーションがうまくとれないことがある...
...弁別を身につけるには、慣れと経験が必要だ...
...そして其建築の細い点迄が明に弁別される――多くの小さな塔や高台や窓枠や燕の尾の形をしてゐる風見迄が...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...今日にありてはその遺骨を弁別することあたわず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...ものの弁別(あやめ)も分かぬ薄暗(うすやみ)に包まれていました...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...真偽・有益無益を弁別し...
戸坂潤 「科学方法論」
...その意味に於ける弁別上の党派性を...
戸坂潤 「思想としての文学」
...弁別的な推進力を備えた場合...
戸坂潤 「思想としての文学」
...私はそれを弁別しようと努力したがどうしてもわからなかつた...
富永太郎 「鳥獣剥製所」
...親切と愛情とを弁別出来なくなってるのではあるまいか...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...しかしまた敵をよく弁別しようではないか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...吾人は彼らの哲学を厳正に弁別しながらも...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...直様これは旧宅の庭のどの辺に立っている樹の葉であるかを弁別し...
永井荷風 「写況雑記」
...またどこまで漕(こ)いで出るのかいっこう弁別(わきま)えないらしかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...理非の弁別のはっきりした...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...しかれども野卑に陥りやすきを以て野卑ならざる者をも棄つるはその弁別の明なきが故なり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...真の良心――即ち国家と演劇芸術の本質に対する忠誠――そのための良き事と悪しき事を弁別するばかりで無く...
三好十郎 「俳優への手紙」
...さもさも物体の特性を弁別する才能を欠く者のごとく批評せらるるに至ったのは是非もなき次第である...
柳田國男 「地名の研究」
...田植の済んだ田の面(も)さえ弁別できなかったが...
山本周五郎 「青べか物語」
...しかし右のごとく「写実」の意義の多様を弁別しおくこともまた必要であろう...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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