...ヒッソリとした大邸宅が建ち並んでいる淋しい場所だ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...高層ビルデングが建ち並んで来ると...
高浜虚子 「俳句への道」
...三十軒の家がばらばらに建ち並んだ...
田中英光 「箱根の山」
...借家普請(ぶしん)の新建ちで二階が三間に階下が四間前栽(せんざい)も何もない家で家賃五十五円と云うのですから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...新建ちの方の座敷で...
徳田秋声 「足迹」
...この家も土地建ち初まりからのもので...
徳田秋声 「縮図」
...三十あまりの立派な映画館が新しく建ち...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...數丈の斷崖(だんがい)の上へお茶屋が二三軒建ち並んで居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...住宅がによき/\生える高円寺剣花坊富士山の見えるまともに又も建ち同があり...
正岡容 「大正東京錦絵」
...寄席の場合も漸くに一と通り建ち揃つたならば...
正岡容 「寄席風流」
...子供らの林の前に「虔十公園林」と彫った青い橄欖岩(かんらんがん)の碑が建ちました...
宮沢賢治 「虔十公園林」
...いくつか新しい工場が建ちかけている...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...藤堂さんの森だったところは何軒も二階建の貸家が建ち並んでいる...
宮本百合子 「からたち」
...ビルというものが建ちならぼうとしていた...
柳田国男 「母の手毬歌」
...博物館と寺院が競い建ち...
横光利一 「欧洲紀行」
...納屋棟(なやむね)がたくさん建ち並んでいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...緑門(りょくもん)が建ち...
吉川英治 「新・水滸伝」
...小屋同様な新しい仮家が建ち...
吉川英治 「宮本武蔵」
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