...彼廊に一室あり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...そしてその向こうに廊下がひらけ...
海野十三 「千早館の迷路」
...その前の廊下のエレベーターのドアも締りをはずしておいたというわけである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...廊下を進んでいきました...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...長廊を下りて浴場に行く...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...どこかの柱廊(コロンネード)前に並んだ...
寺田寅彦 「映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...橋廊下から母屋(もや)の方の台所へ出て行くと...
徳田秋声 「足迹」
...一つの廊下で修道院に通じていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...もう廊下にはだれもいなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...廊下を忍び足に、もとの室のところまで来ると、障子の外に立って中の動静(ようす)に気を配るようでしたが、「これまあ、真さん、お前は――」障子押しあけ、飛びついた男の手には白刃(しらは)がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...廊下で行き合った兄は「どこへ行く」と番兵のような口調で誰何(すいか)した...
夏目漱石 「こころ」
...廊下にハミ出した人の中から應えました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...廊下のシーン、一カットで終り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...新校舍のうす暗い廊下に五六人の生徒に取り圍まれて...
堀辰雄 「葉櫻日記」
...宿直室に新聞を見に行かうとする大越さんと廊下を左右に別れた...
水野仙子 「嘘をつく日」
...貴老(あなた)のお家はお客座敷が南向きになって北の方は廊下(ろうか)を隔(へだ)てて中庭がありますね...
村井弦斎 「食道楽」
...その廊下には鬼が出るという噂(うわさ)があった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...橋廊下をこえると...
吉川英治 「親鸞」
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