...最近は廃兵が多く、戦禍の深刻さを実感する...
...彼は退役後も廃兵を支援する活動を続けている...
...廃兵問題に対する政府の取り組みが求められている...
...廃兵の生活が安定するように、地域社会での支援が必要だ...
...戦争が起きれば必ず廃兵が出るという事実を忘れてはならない...
...処が今日(けふ)の新聞を見ると生活に窮した廃兵たちは...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...「帰って来ても、廃兵とか、厄介者とか云われるのやろう...
岩野泡鳴 「戦話」
...そこの廃兵院の森に夜明しをしてしゃがんでおりましたら...
岩野泡鳴 「猫八」
...七廃兵院で鶴の啼く声が澄(す)みわたってよく聞える午前の一時近くになって...
岩野泡鳴 「猫八」
...廃兵院の円屋根を頭にいただき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...パリー市は市の金で廃兵院の丸屋根の金を塗り直していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...廃兵の持ってるような大きな青いハンカチをえりにたたみつけて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どこに彼はいるか? 彼は何をなしているか? マレンゴーおよびワーテルローに臨んだ一人の老廃兵に向かって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...生涯の間一度も大砲に近寄ったこともなく廃兵院(アンヴァリード)に行ったこともなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...また廃兵院にも行った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは腰の曲がったしわだらけな白髪の老廃兵で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...私はひとりの老廃兵を踏みつぶしてやりたいことがあった!」しかし彼はにわかに言葉を切って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そこで或る時廃兵の乞食が来たのにいろ/\な事を問うた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...彼の目はほとんど貪るようにヴァンドーム広場の記念柱と廃兵院の丸天井の間に吸い寄せられた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...それから間もなくフランスへ帰ったものと見てよいから巴里の旧廃兵院(デ・ザンウァリート)の大円蓋の下...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...廃兵院(アンブアリード)の緑青色の円屋根の上に洩れ陽がさしかけ...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...廃兵ではなく、廃人なんです...
北條民雄 「いのちの初夜」
...或日の寂しさ門(かど)に立つのはうその苦学生、うその廃兵、うその主義者、志士、馬車、自動車に乗るのはうその紳士、大臣、うその貴婦人、レディイ、それから、新聞を見ればうその裁判、うその結婚、さうして、うその教育...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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