...彼女はまるで全知全能の神のように振る舞っている...
...神は全知全能です...
...全知全能の存在は人間の理解を超える...
...私たち人間には全知全能の力はありません...
...この問題について、彼女は全知全能のように正しい答えを出した...
...」「泥烏須(デウス)は全能の御主(おんあるじ)だから...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...全能の神を信じていない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...われわれが全能力を発揮して正しく堂々と争うことによって...
石原莞爾 「最終戦争論」
...更に積極的に国家の全能力を発揮し得るものに進歩するであろう...
石原莞爾 「最終戦争論」
...僧はすこしもふるへずに信徒の前に立てるやう、妙音澱(よどみ)なく、和讃(わさん)を咏じて、「帰命頂礼(きみようちようらい)」の歌、常に異らず、声もほがらに、「全能の神、爾等(なんぢら)を憐み給ふ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...願(ねがわく)は全能者われに答え給え)」とある...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...まるで全能の神さまかなんかのように思っているのです...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...というのは、疑いもなく、実体を私に示すところの観念は、ただ単に様態すなわち偶有性を表現するところの観念よりも、いっそう大きな或るものであり、しかして、いわば、いっそう多くの客観的実在性を己れのうちに含んでおり、さらにまた私がそれによって或る至高にして、永遠なる、無限なる、全智なる、全能なる、そして自己のほかなる一切のものの創造者たる、神を理解するところの観念は、有限なる実体を私に示すところの観念よりも、たしかにいっそう多くの客観的実在性を己れのうちに有しているからである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...ことに中学程度の生徒には教員の全知全能を期待するような傾向があるとすれば...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...「おお汝(なんじ)はだれぞ!伝道書は汝を全能と呼び...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...全知全能全愛の神が宇宙を保ち司っている...
永井隆 「この子を残して」
...全知全能の神を完全に捉えることはできない...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...僕の船長は全能者(かみさま)です...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...一見遍在していて全知全能であるように思われることとにたいして...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...彼のような全能なものが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その全能力をふるい出すことができますまい」五統の言は...
吉川英治 「三国志」
...一士分の身であるときは一士分の職分に全能をつくし...
吉川英治 「新書太閤記」
...最後の一瞬まで、斃(たお)れる土俵ぎわまで、全能全力で、活路をさがす...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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