...」アウガスタスは座に着くと...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...気軽な感じで妻の座に着くという祝福を授けたのだ...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...されどイーリス座に着くを拒みて即ち陳じ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「私(わたし)は是非一つ聞いていたゞきたい事があるンで」と座に着くなり息をはずませて云った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その一人が座に着くなり...
外村繁 「澪標」
...この例によると叡山を代表して良宴法印が法然上人の上座に着くべきであるが...
中里介山 「法然行伝」
...宗助は座に着くや否や...
夏目漱石 「門」
...座に着くと、いきなり「君、越智東風(おちとうふう)の高輪事件(たかなわじけん)を聞いたかい」と旅順陥落の号外を知らせに来たほどの勢を示す...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...座に着くと、藤十郎は膝の上へ顔を俯向けながら、「わたしのような、こぎゃん不幸者は唐(から)天竺(てんじく)まで捜したッてまたとあろうたア思われまッせん...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...一月二日(月曜)十二時に座に着く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...最高にかわいくて最善の人物が玉座に着く...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...知らざりし大海の原に流れ来て一方にやは物は悲しきと歌いながら沙上(しゃじょう)の座に着く源氏は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...座に着くとすぐにこう訊ねましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...「――いや、しばらく」と、座に着くと、一応は相手次第でいんぎんになり、また一転して、「このたびは、其許(そこもと)へ御加増のお沙汰、なんともめでたいことだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただいま三法師君のおゆるしを仰いだ」秀吉は座に着くとすぐ宣言した...
吉川英治 「新書太閤記」
...『遅くなって、申し訳ない』安兵衛が、座に着くと、『まだ、磯貝十郎左も、富森助右衛門も見えん』『その磯貝からは、言伝てを頼まれた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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