...あの度外れて大きな房を傾ける時も...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「椰子の樹」
...何を怒るのかはつきり判らなかつたが何でも照ちやんなどが度外れに早く起出たのが不平らしかつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...度外れた滑稽沙汰であった...
中里介山 「大菩薩峠」
...度外れだ」白雲は...
中里介山 「大菩薩峠」
...馬鹿も度外れの馬鹿になっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...昔と違って度外れの人間というものが...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...次郎右衞門の非難はあまりにも度外れです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この連中の度外れに殺伐なわけもこれでわかったが...
久生十蘭 「新西遊記」
...彼の度外れなる敏捷振りに不思議な団結状態を醸したかに見えた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...いろんな度外れな感興が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...至る処で度外れなことが始るから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...度外れた身の丈を与えないではいられないのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「何とかして危険を免れようという度外れの渇望ほど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どんなつまらない・またどんなに度外れた・思想も...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...黄色い歯を剥出して笑った――留さんはますます度外れた身振をしながら...
山本周五郎 「留さんとその女」
...おまけに一度外れると又外れ易いものですから...
夢野久作 「霊感!」
...度外れに大きかった...
吉川英治 「大岡越前」
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