...葉子は特等を選んで日当たりのいい広々とした部屋(へや)にはいった...
有島武郎 「或る女」
...気持のよい広々とした...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「お墓の中の坊や」
...我々は大きくて広々とした美しい部屋へ通された...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...もっと広々としたところを見出して...
海野十三 「宇宙尖兵」
...広々とした都会の空気と音響とに取巻かれて...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...左右に畠の広々とした田舎道に立った...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...断崖をなしたところも広々としたところもある起伏した土地...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...広々とした内海から遠くはウォサッチ山脈まで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...広々とした野天(のてん)に寝る方が気楽でよいからのう」と爺(じい)さんは言いました...
豊島与志雄 「キンショキショキ」
...広々とした景色など...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...広々とした平地の海浜には...
豊島与志雄 「初秋海浜記」
...広々とした牧草地と...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...広々とした牧場、その中に逞(たくま)しい馬や、愛らしい小馬の臥たり起きたり鬣(たてがみ)を振ったりしている中を、ムクが群犬の一隊をひきつれて一周する光景は勇ましいものでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...広々とした野原へ出て開墾をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...広々とした江上に漕ぎ出した時はさすがに少し気味がわるかった...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...その向うは広々とした農園と果樹園になつてゐ...
北條民雄 「癩院記録」
...お宅の広々としたお庭が見渡せて...
水上滝太郎 「遺産」
...広々とした平地が棉田になり...
柳田国男 「木綿以前の事」
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