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饗庭篁村 「木曾道中記」
...打開の次に幾許もなく弛緩の時期が襲來する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...併し純粹に、單獨に、自分の問題に深入しようとすると、幾許もなく、俺の思想は散漫になり、統御を失ひ、連絡を失つて、終に行衞不明になつて了ふ事が多い...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...幾許(いくら)するか知らなかった...
泉鏡花 「女客」
...現在の結婚制度に就いて考へて見ますと女に対する根本の観念にはそれ等の朦昧人とは幾許(いくばく)の相違もありません...
伊藤野枝 「嫁泥棒譚」
...すなわち人が死んだ後、なお幾許かの間、生きているものと信じていた...
大杉栄 「奴隷根性論」
...幾許(いくら)直してくれと言って催促してもなか/\職人を寄越さない...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...幾許(いくら)年を取っていても...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...着替や頭髪(あたま)の物などと一緒に持っていた幾許(いくら)かの金も...
徳田秋声 「あらくれ」
...今は幾許(いくばく)ならずその界(さかい)に至らんと思えば...
久生十蘭 「玉取物語」
...又近所の小供も幾許(いくら)もある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...彼は幾許(いくらか)の金をやってコルトンを外国へ追遣(おいや)り...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...彼女が株券を売って得た三千幾許(なにがし)の金は...
松本泰 「秘められたる挿話」
...其より古く俊頼口傳集上にもいけごめのみさゝぎとて藥師寺の西に幾許ものかくありと見ゆ...
南方熊楠 「人柱の話」
...マダ幾許でもあるが...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...だが幾許の品が人智のみで道を切り開き得たであろう...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...古来幾許(いくばく)かの僧侶はかかる修行に徹した...
柳宗悦 「民藝四十年」
...住職の返信によって幾許(いくばく)かの金銭を送り...
山本周五郎 「長屋天一坊」
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