...幾日も寝不足続きで、体調が良くない...
...今から幾日かけて計画を練りたいと思います...
...昨日までの幾日間は、忙しく仕事に追われていた...
...出発までに幾日か余裕をもって準備をしたい...
...幾日か前に会った友達に会いたいと思っている...
...「じゃ、幾日したら来る...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿霞」
...まだ幾日(いくか)も経(へ)ぬ頃に...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...不快な顔を背向(そむ)け合っていることが、幾日も続いた...
徳田秋声 「黴」
...幾日も幾日も続いた...
徳田秋声 「爛」
...さういふ日が、幾日も、幾十日も、つづきました...
豊島与志雄 「悪魔の宝」
...」「幾日……何のことだい...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...わたしはいつ幾日(いくか)と答えました...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...そうしてもし、自分より上手(うわて)の者が来ると、幾日も、幾日も、その人を泊めておいて、その人を相手になってもらい、その人より上にならなければ帰さないというやり方ですから、ぐんぐん上達するばかりでした」「なるほど」「竜之助さんの修行半ば頃から、お父さんが病気にかかって、起(お)き臥(ふ)しが自由にならなかったもので、あの人の剣法が音無しの構えと言われるようになったのは、それから後のことだと聞きました」「なるほど、なるほど」「その時分には、もう、名ある剣客で、竜之助さんの前に立つ者は一人もなかったといわれます」「うむ、うむ」「けれども、あのお父さんばかりは許さなかったそうですよ――お父さんという人は、甲源一刀流の出ではありますが、柳生(やぎゅう)、心蔭といったような各流儀にわたっており、それぞれの名人たちの道場をも踏んで来た人ですけれども、竜之助さんの剣術というものは、ちょっとも自分の道場の外で鍛えた剣術ではないと言います...
中里介山 「大菩薩峠」
...其でも幾日雨の涸れた畑の陸穗は日中は怺へ切れずに葉先が萎れてしまふ...
長塚節 「芋掘り」
...晴天の日を一ヶ月中に幾日としか持てない日本では...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...二月の十幾日に朱雀(すざく)院の女三(にょさん)の宮(みや)は六条院へおはいりになるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「幾日もろくに眠らなかったようだから」「じゃあおれは店(みせ)までいって来よう」とさぶの云うのが聞えた...
山本周五郎 「さぶ」
...ここ幾日もの大雨に会い...
吉川英治 「私本太平記」
...遠国へ流されるまでのたとえ幾日でも...
吉川英治 「親鸞」
...幾日かたつと、その傷口も癒(い)え、体の熱もさがった...
吉川英治 「親鸞」
...空しい日が幾日か過ぎて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...はや幾日になると思う...
吉川英治 「源頼朝」
...どうぞ幾日でも」「心得た...
吉川英治 「宮本武蔵」
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