...幾千の山法師にして...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...その頭に宿る幾千年間の人智の蓄積にすがらうとしたのだ...
有島武郎 「潮霧」
...幾千萬とも知られぬ人これに滿ちたり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...幾千羽の白鷺(しらさぎ)のあるいは彳(たたず)み...
泉鏡花 「薄紅梅」
...すぐりの枝はその上にのつた幾千といふ蜂の重荷で曲つてゐます...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...幾千代(いくちよ)永らえたが...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...射て!」――そして幾千がデーヴィスおよびホスマーと運命をともにして死んだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...我らの動きを凝視している幾千幾万という人の群れ!呀(あ)っ! と思わず我々は声を立てずにはいられなかった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...それが五萬幾千卷の書目であります...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...場内にのまれていた幾千の観客が...
中里介山 「大菩薩峠」
...合計十ヶ年間に幾千法の金がいる...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...彼女は情熱の中の幾千もの宝物を見抜くことを私に教えてくれました...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...面白くも感ぜざる山川草木(さんせんそうもく)を材料として幾千俳句をものしたりとて俳句になり得べくもあらず...
正岡子規 「俳諧大要」
...過去世に人間の遠祖が当身(そのみ)巨大怪異の爬虫輩の強梁跋扈(きょうりょうばっこ)に逢った事実を幾千代後の今に語り伝えて茫乎(ぼうこ)影のごとく吾人の記憶に存するものが竜であるという説のみでは受け取れず...
南方熊楠 「十二支考」
...幾千の旅客を負ふて...
山路愛山 「英雄論」
...幾千万という印度人に飢餓を与えて殺したのも...
横光利一 「上海」
...幾千の荒れ狂ふ獸が頸を伸ばして...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...零細な幾千人の生活費になってゆくのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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