...これが幾(いく)十年(ねん)ぶりかで現世(げんせ)の良人(おっと)に逢(あ)った時(とき)に...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...他の今日までに我々に示された幾多の事實と共に...
石川啄木 「トルストイ翁論文」
...そして幾月(いくつき)も姿(すがた)を見せなかった...
ロマン・ローラン 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...国芳の門下には芳虎(よしとら)芳年(よしとし)芳宗(よしむね)芳幾(よしいく)ら残存せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...幾年間大勢(おおぜい)と一緒に揃って踊っていた踊子の中の一人であった...
永井荷風 「草紅葉」
...そうして、ひたすらに天下泰平、万民和楽をお山の神様にお祈りあそばして、幾年月の間、外へはお出になりませんでしたが、その間、織田信長公の天下が太閤秀吉様になり、それから権現様(ごんげんさま)の御政治になって、天下がはじめて泰平になりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...さういふ騷(さわ)ぎをして居(ゐ)る間(ま)に幾度(いくど)かもぢ/\と身體(からだ)を動(うご)かして居(ゐ)た勘次(かんじ)は思(おも)ひ切(き)つて婆(ばあ)さんの前(まへ)へ進(すゝ)んだ...
長塚節 「土」
...死骸の晒し物などは幾年もないことで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十幾年ぶりでおめにかかった母堂の生家は秋田藩士族の移住者であるといったふうなのだ...
服部之総 「望郷」
...最(も)う廢(よ)しませうと幾度(いくたび)か思(おも)ひつゝ...
樋口一葉 「われから」
...幾万の女を虐げて豚のように肥満している総ての料理屋の主人の代表の如く思われて...
細井和喜蔵 「女給」
...左大臣の姫君の所へ宮がはじめておいでになるのは幾日ということが外から中の君へ聞こえてきた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...未だ幾(いくばく)ならぬに...
森鴎外 「細木香以」
...幾分か諸書の誤謬(ごびう)を正すことを得たのを喜んだ...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...これと同様の力は朝鮮にはまだ幾分ありますが...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...全体幾個あったら一と揃いになるのか...
柳宗悦 「陸中雑記」
...こういう立て札を幾十となく江戸中へ建てたからであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...尤もその際ガマが幾分の恫喝を混えていたことは否定出来ぬ...
和辻哲郎 「鎖国」
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