...彼女は幽寂な場所で心を静めたいと思っている...
...幽寂な空気が部屋に漂っていた...
...新宿ゴールデン街は、ひっそりとした幽寂な場所である...
...幽寂な森の中に小さな神社があります...
...幽寂な夜に、彼は一人教会に入り、祈りを捧げた...
...幽寂更に幽寂を感ずるのである...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...客を迎えては談話の興を思い客去っては幽寂を新にする...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...故意(わざ)と単調に幽寂な味を見せようとしたものでした...
上村松園 「画道と女性」
...幽寂いはむ方なし...
大町桂月 「鹿島詣」
...この幽寂の地、雨に一層の趣を添へぬ...
大町桂月 「鹿島詣」
...山ます/\幽寂也...
大町桂月 「妙義山の五日」
...それをじっと見ているとなんとなしに幽寂といったような感じが胸にしみる...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...幽寂極りなし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...わざと細流をしつらえるより幽寂新鮮味は数倍するであろう...
室生犀星 「庭をつくる人」
...世の幽寂の最初に触手した感じを抱いたものであった...
室生犀星 「庭をつくる人」
...いくらか幽寂閑雅の心を遣るためとである...
室生犀星 「庭をつくる人」
...林中の一軒屋にその臼の音が曲も無く響いてゐるのは山の趣をいよいよ幽寂にする...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...幽寂はあるものだ...
吉川英治 「折々の記」
...如意輪寺裏の幽寂(ゆうじゃく)の梅林につんざいた...
吉川英治 「剣難女難」
...茶の幽寂(ゆうじゃく)の中から...
吉川英治 「新書太閤記」
...幽寂(ゆうじゃく)な茶室の規矩(きく)にかこまれて...
吉川英治 「新書太閤記」
...幽寂な所で大いに語ろうではないか」二人は腕を拉(らっ)しあって...
吉川英治 「親鸞」
...配所はいつも幽寂(ゆうじゃく)な配所であった...
吉川英治 「源頼朝」
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