...落葉松の幹の間に眺めやるのも悪くはない...
石川欣一 「可愛い山」
...主幹の云ふことが分らんのに直ぐおれのところへ苦情を持ち込むのは惡い...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...〔十五年間の困難〕それからこの学校が十五年間に勢力を得たことは既に幹事から御話しした通りであるが...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...滋幹の方には後姿しか見えないのだけれども...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...しかし滋幹は、自分の胤(たね)ちがいの弟に当る中納言敦忠(あつたゞ)に対しては、餘所(よそ)ながら深い親愛の情を寄せていた...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...幹を斜にした樹木の姿や...
永井荷風 「葛飾土産」
...花岡二郎二郎はその遺書を傍らの大きな樹の幹に結びつけた...
中村地平 「霧の蕃社」
...敬太郎はあの晩兵書の輪講の幹事をやっている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...時の眞中に現はれる永遠的生の蕾を宿す幹となりうるのも...
波多野精一 「時と永遠」
...みんな幹(みき)や莖(くき)が小(ちひ)さく低(ひく)くて...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...枝幹は玉骨と書かれて超俗な姿態を呈(あら)わします...
牧野富太郎 「植物記」
...日本数学の根幹は西洋の影響でできたものでないと思われるけれども...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...花も石も、木の幹も、みなそれぞれに見る人の心につながって来る...
室生犀星 「日本の庭」
...幹太郎が坐ると、十左は静かな調子で、今日の(彼の)試合ぶりを褒め、腕の上達したことを褒めた...
山本周五郎 「花も刀も」
...幹太郎は顔がほてってき...
山本周五郎 「花も刀も」
...幹太郎は、「よせ」と、低い声で云った...
山本周五郎 「花も刀も」
...蒋幹は身の毛をよだてた...
吉川英治 「三国志」
...(寺部は敵の幹である...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??