...木の幹に住んでゐるものは...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...幸い彼の腰かけていた場所は大きな木の幹のかげになっていたために...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...巨木の幹の代理をつとめているのだ...
江戸川乱歩 「影男」
...幹部連中からは敬遠されがちであった...
大阪圭吉 「坑鬼」
...ホテルの付近の山中で落葉松(からまつ)や白樺の樹幹がおびただしく無残にへし折れている...
寺田寅彦 「軽井沢」
...第一回から第三十一回迄及び現職員の校友の幹事の方々が集つての有形無形の歡迎である...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...軽薄な存在には幹部と反幹部との対立などはあり得ようがなく...
戸坂潤 「社会時評」
...幹にはつくつく法師(ぼうし)が懸命にないている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...陸軍少将篠原国幹...
蜷川新 「天皇」
...組合の幹部の胸のなかに...
火野葦平 「花と龍」
...そうしてそれらの古い幹には藤(ふじ)だの...
堀辰雄 「美しい村」
...送別会では各級の幹事が挨拶するんですって...
「海流」
...苔むした根がたからずっと数多の幹々を見透す感じ...
宮本百合子 「九州の東海岸」
...自分の夢を幹太郎によって実現しようとした...
山本周五郎 「花も刀も」
...幹太郎はそう思ったので...
山本周五郎 「花も刀も」
...幹太郎は懐剣(それは備前物のよろいどおしを直したものらしかった)を包んでしまいながら...
山本周五郎 「花も刀も」
...二男の袁煕(えんき)や甥の高幹(こうかん)も...
吉川英治 「三国志」
...巨木の幹に、半裸とされた女が縛(くく)り付けられている...
吉川英治 「新・水滸伝」
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