...幹を騰(のぼ)り...
泉鏡花 「雨ばけ」
...帯を解いて橘の幹を三度叩いた...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...それが何に原因するのか滋幹にも最初は分らなかったが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...幹に亀裂がはいりはすまいかと思われるほど揺ぎ且つ撓いました...
豊島与志雄 「古木」
...そこで私が最近史談会の幹事を同じく勤めている関係から...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...自分の躯幹が先生に比して遥かに小さいところから見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...丈夫相な爪先で幹にしつかとつかまりながらぼく/\と嘴で叩いては時々きゝと鳴く...
長塚節 「隣室の客」
...俳句会の幹事までやったが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...たまたま昼間から長田幹彦氏の「蕩児」を読んでいたことも一奇ですが...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...幹の雄々しい線と云い...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...幹太郎が厨から出て来て...
山本周五郎 「花も刀も」
...幹太郎より三歳年上で...
山本周五郎 「花も刀も」
...幹太郎は心のなかで弥兵衛に云った...
山本周五郎 「花も刀も」
...硬ばって蒼(あお)くなった自分の頬を(いま幹太郎を打った手で)ぐっと押えながら...
山本周五郎 「花も刀も」
...ほこ(弓の幹)がききと爽やかにきしみ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...人さし指を皮と幹との間に突つこんで...
横瀬夜雨 「田舍の新春」
...襟元(えりもと)をかすめて合歓の木の幹へ刺さってしまった」「では...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...中島鹿吉なるものは躯幹偉大(ゐだい)...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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