...この運送屋では幹部は通勤なので...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...鐵幹の手紙ならば...
小穴隆一 「二つの繪」
...婦人会の幹事でも女には相違ないのだから...
薄田泣菫 「茶話」
...ここでとまって爪先が木の幹のほうへむいている...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...彫工会の幹部の人たち...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...セミが思いがけなく低い木の幹などに止まって鳴いているのを発見すると...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...矢島君は、藤野先生から犯人捜査の依頼を受け、そうして、これからも周さんをいたわってやるようにいわれ、彼にもやはり東北人特有の道徳における潔癖性とでもいうものがあったのか、または、彼の信仰しているキリスト教に依って反省の美徳を体得していたのか、矢庭(やにわ)に泣き出して、その手紙の筆者は自分である、と自白し、このたびの愚かな誤解を深謝し、すすんで幹事の辞職を申し出て、後任には津田氏を推したが、津田氏もそうなると受けかねて、結局、幹事は矢島、津田の二名ということになって、四方八方まるく収(おさま)った様子で、津田氏は私の背中を、軍師、軍師、と言って叩(たた)いた...
太宰治 「惜別」
...ちょっと滋幹はそんな気がしたが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...王立協会幹事在職中に色盲検査法に関する調査委員会の委員長をつとめた...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...その根幹がまざまざと露出されて...
豊島与志雄 「秋の気魄」
...白い幹に緑の針葉でつっ立って威張ってるので...
豊島与志雄 「北支点描」
...先ず本幹となるべき林道の開拓に急進し...
平野長蔵 「尾瀬沼の四季」
...幹彦氏の西京藝術と相對して正に文壇の雙璧也」と書いてある...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...さっと幹太郎にとびかかった...
山本周五郎 「花も刀も」
...出て行った幹太郎は...
山本周五郎 「花も刀も」
...幹太郎は自分の身の上も語った...
山本周五郎 「花も刀も」
...蒋幹と臂(ひじ)を組んで...
吉川英治 「三国志」
...且つ磯馴松(そなれまつ)と見えぬ眞直ぐな幹を持ち...
若山牧水 「樹木とその葉」
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