...二年越し此所(ここ)へ勤めていたのでした...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...もう一年越し同じ家にいるんだが...
永井荷風 「雪解」
...この三十年越しの「サラダの謎」が...
中谷宇吉郎 「サラダの謎」
...半年越し折を狙ったがいけねえ」「…………」「三戸前の蔵の鍵は...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...三年越し目をかけてやっている娘だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...兎に角、不思議な術を心得た怪盜で、一年越し、江戸中を人もなげに荒し廻り乍ら、南北の與力(よりき)五十騎、同心二百四十人、その配下の岡つ引は何百人とも知れませんが、誰にも指も差させなかつたのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...左官の伊之助も自分の家や命が大事ぢや御座いませんか」「――」「まして五年越し若樣を養育した上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...眼玉の飛出すような高い利息を七年越し払わされてますぜ」「それから」「六部になった倉松は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三年越しの深い仲...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十何年越し世話になっている...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...皆な三年越しの弟子ばかり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三年越し私を口説(くど)き廻して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...年越しの晩以来、島の一同は乾燥室に入りびたっていた...
久生十蘭 「海豹島」
...あっちこっちしてる間じゅうこの五年越し影のようについて廻り...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...何年ぶりかで父とお年越しをしようかと云っているところです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...初めて会った時からザッと五年越し...
吉川英治 「剣難女難」
...まずは穏やかな年越しだった...
吉川英治 「私本太平記」
...いつぞや叡山(えいざん)の無動寺から峰越えして大津へかかる途中の峠茶屋で五年越しの誤解を解き...
吉川英治 「宮本武蔵」
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