...二年越し掛かったのです...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...胸の病気でもう二年越し...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...やがて年越しの膳(ぜん)はできる...
田山花袋 「田舎教師」
...「私もお年越しだから少し頂きましょう...
徳田秋声 「新世帯」
...何だか年越しらしいような気がするんで……...
徳田秋声 「新世帯」
...十年越し店に勤めた忠義者で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十年越し仕送りもしませんでした」「…………」「二十年間...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三年越しお狩場の四郎の怨(うら)みを言ひ含められ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十年越し此屋敷の掛(かゝ)り人(うど)になつて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...四年越し、江戸中に火をバラ撒(ま)いて、何萬軒の家を燒き、何百人の人を殺した、鬼のやうな奴は、安穩に助けちや置けない」「そいつは誰でせう、親分」「相手が判つてしまへば、苦勞はないよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...五年越し祕めた戀を爆發的に味はひ盡して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あつしをつかまへていきなり――三年越しの岡惚(をかぼ)れだ――なんて言つたのもお世辭かな」「まだあんなことを言つてやがる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...わちきたちがお馬へ年越しの角樽を付け届けしたことも知ってるし...
久生十蘭 「魔都」
...年越しは多賀ちゃんもいるのだから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それから左の肩を三つたたいて丈夫に年越しの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...四年越しのこの艱難(かんなん)...
吉川英治 「剣難女難」
...障子の貼代(はりか)えも年に一度を二年越しに持たせたりしている...
吉川英治 「剣の四君子」
...ここまで来るには二年越しの仕事だというだろう...
吉川英治 「源頼朝」
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