...ワインが年を経るとよくなるのはこのことによっている...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...しかし玄白も漸次(ぜんじ)年を経るに従って更(さら)に完全なものをつくり上げようと考え...
石原純 「杉田玄白」
...年を経るに従っていよいよ勢力を加えつつ...
伊藤左千夫 「絶対的人格」
...年を経る僅かに七年一室に病臥して...
伊藤左千夫 「正岡子規君」
...年を経るも枯れなかったのであります...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...恐らく妾は今後二十年を経るまでは...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...その後年を経るにしたがって貴族僧侶(そうりょ)の愛好飲料となったのはいうまでもなく...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...そういう口上そのものが年を経るとともに一層固くなりつよく膠着(こうちゃく)するものであって...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そうして年を経ると共に...
太宰治 「黄村先生言行録」
...父母の生活は年を経るに従つて次第に私達の心と胸とに蘇(よみがえ)つて来る...
田山録弥 「墓の上に墓」
...大正二年の出版で、年を経る十一、版を重ぬる百〇七、十万余部を出して、いまだに凜々と生きて居ます...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...しかし年を経るに従って私はますます...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...段々と年を経るに随って...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...しかし年を経るに従い...
西田幾多郎 「読書」
...そして年を経るにつれてかかる事件は増加したので...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...『本草啓蒙』四七に「野猪年を経るものは甚だ大にして牛のごとくなるものあり...
南方熊楠 「十二支考」
...それから年を経るに従って...
宮城道雄 「山の声」
...「天は年を経るごとに萎縮(いしゅく)して我々の方に近寄って来る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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