...海軍側の頭痛の種子でもあった...
石川欣一 「比島投降記」
...米のため軍事上の弱点を形成し彼らの頭痛の種となるのであるが...
石原莞爾 「戦争史大観」
...政府はまず人の頭痛の種を蒔く教員を放(ほ)ったらかしたが...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...これ誰しも頭痛の種である...
海野十三 「発明小僧」
...青山喬介が雄太郎君の頭痛の種を取り除いて呉れたのは...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...そのあなたの頭痛の種を一掃してしまう手段が...
大阪圭吉 「坑鬼」
...ずっとこの方が頭痛の種でした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...彼の頭痛の種に少しく光を当ててくれるやも...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...之は一切の反唯物論的認識論者の頭痛の種であるらしい...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...徳川幕府にとって頭痛の種であったこの二つの禁物のうちの一つは...
中里介山 「大菩薩峠」
...カントは頭痛の種である...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...一日の食事は頭痛の種だとお父さんが口癖のように云うようになつた...
林芙美子 「淪落」
...それよりも明日に迫つてゐる大事件が頭痛の種だ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...お父さんはそのことを知つてゐるでせうか?」「その舅(おやぢ)さんが俺の頭痛の種だて! 俺は今だにあのひとの根性を突き止めることが出来ないのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...妙なことには去年から中学生となつた長男が放浪癖が甚だしくて頭痛の種にされてゐる...
牧野信一 「奇友往来」
...これがまた頭痛の種でした...
三浦環 「お蝶夫人」
...あちらへ一緒に行く人のことも頭痛の種で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お偉がたにしてみればそれが頭痛の種でしてね...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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