...しかしそれは諸国家と平等に提携し...
石原莞爾 「最終戦争論」
...国頭(くんじゃん)地方から来た連中を北(にし)の平等に置き...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...醤主席をはじめ全軍一兵のこらずを平等にその鋼鉄の車体の下に蹂躙し去り...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...他のすべての能力は両者の間に非常に不平等に分れていた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...平等にかれらに分配してやってくれたまえ...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...彼女は二人の友を平等にあやなしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...即ち或る水平以上に達したる作物に対してはこの保護金なり奨励金なりを平等に割り宛て...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...もし人間の本性(ほんせい)が平等に安んずるものならば...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...財産の平等に基礎を置くあらゆる制度にとり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そして相続法によればすべての兄弟は財産を平等に分割するのであるから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...平等に臨みたもう日天さえかくのごとし...
南方熊楠 「十二支考」
...第四十二章 我々の間にある不平等についてこの章はモンテーニュの思想の上から見ても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)アテナイ人はこの二つの行為を平等に嫌悪するので...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この四つの条件が均一平等にならなければ...
山本周五郎 「山彦乙女」
...たとへば造化の神が人間の誰にでも平等に附與してくれた天工の樂器のやうなものと考へたいんですよ...
吉川英治 「折々の記」
...もし、そんなものを、承知しながら流布するならば、警察の力を借りて」「君たち!」お光さんは、平等に、ふたりを睨んで、その秩序のない泣き言に句点を打たした...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...その大きな手は平等に行き届いていたのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...すべての人は平等に安楽を享受し得たのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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