...最高の真正のキナ皮は平均して1ポンドあたり12シリング以下ではないが...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...ところが太陰表面の温度は平均してほぼ地球のそれに等しくまた最も温かい所では一五〇度にも達するのであるから...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...もしも地球全体が平均してこれと同じ割合でラジウムを含んでいるとしたら...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...自分で昨日今日取れたと思ふ点数を見積つて平均して見たりしてお出でになる...
鈴木三重吉 「桑の実」
...ゆえに能率が平均して向上するのでなければ...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...能率をあげるには毎日の能率を平均して発揮せしむることが一番よい...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...お話を持って来て下さったお方が、謂(い)わば亡父の恩人とでもいうような義理あるお方でございましたから、むげに断ることもできず、また、お話を承ってみると、先方は、小学校を出たきりで、親も兄弟もなく、その私の亡父の恩人が、拾い上げて小さい時からめんどう見てやっていたのだそうで、もちろん先方には財産などある筈はなく、三十五歳、少し腕のよい図案工であって、月収は二百円もそれ以上もはいる月があるそうですが、また、なんにもはいらぬ月もあって、平均して、七、八十円...
太宰治 「皮膚と心」
...なぜならここでは経験し得べき個々の熱現象を平均して初めて現われる傾向律(云わば Trend)――エントロピー(之はそれ自身集団概念だ)の蓋然的増加――が云い表わされるからである(ここでは吾々はL・ボルツマンの名を忘れることが出来ない)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...平均して軽薄になってきた...
豊島与志雄 「田園の幻」
...旧新両士族に属する者の総給与高を平均して旧士族は二十石七斗となったのを毎戸へ同一に下付さるることになった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...今時は川底も平均して...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...そして五十四人中アメリカ人が二十五人いるところのそれらの資料を平均して...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...――収入は平均してフリーダがいたときよりいくらか多いくらいだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...苦楽相平均して幸いに余楽を楽しむものなれども...
福沢諭吉 「日本男子論」
...ヨオロッパ諸国を平均して三四...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...1)Id. p. 29.年々この結婚の全人口に対する比例は平均してほとんど一対一一二であり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...――『疫病(ペスト)後の四六年を平均して...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その支出は年々平均して八...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索