...一面に茶褐色の鰹節(かつおぶし)を干した家がある...
梅崎春生 「幻化」
...あらゆるくさつた水たまりやどぶを干しかわかし...
鈴木三重吉 「パナマ運河を開いた話」
...それは海老茶色の葦を干してあるのであった...
寺田寅彦 「高知がえり」
...」彼は一息にそれを干して立ち上った...
豊島与志雄 「朝やけ」
...明日から日干しの蛙だ...
直木三十五 「南国太平記」
...秋の日を浴びながら二三人の女が莚(むしろ)を敷いて物の種を干してゐるとか...
永井荷風 「畦道」
...ようやく一杯のビールを飲み干した時...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...干し場の景色には...
長谷川時雨 「桑摘み」
...朝日に干して夕日にしまふ手当ことごとしく...
樋口一葉 「たけくらべ」
...朝日に干して夕日に仕舞ふ手當こと/″\しく...
樋口一葉 「たけくらべ」
...さあひとつ干しておくんなさいよ」その大川の真ん中ほど...
正岡容 「圓朝花火」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...法衣を乾かしたいから物干しの竿(さお)を貸してくれぬかといわれた...
柳田國男 「日本の伝説」
...煮あげたぼろは陽に干したうえ...
山本周五郎 「季節のない街」
...干したぼろ布を一枚ずつ手でひろげながら...
山本周五郎 「季節のない街」
...紙漉(かみすき)職人の働いている紙干し場の原の手前で...
吉川英治 「江戸三国志」
...干しつづけていた杯を...
吉川英治 「私本太平記」
...勝祝いを飲み干して来たところだが...
吉川英治 「平の将門」
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