...私は龍山の度司部(たくしぶ)(造幣局)のあたりまできていた...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...それでも二度ほど紙幣の枚数を調べてみて...
太宰治 「風の便り」
...その紙幣を母の大きい財布にいれて...
太宰治 「帰去来」
...マリユスがテナルディエに送るためクールフェーラックから五フランの金を借りる日だった――マリユスはその五フラン貨幣をポケットに入れて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...紙幣一枚一枚に紅をくっつけておいたのだった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...あれは前触れのあった奉幣使とやらだろう...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...そのじつこの百万ポンドの大半をあてがって幣制改革を行うのが...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...私は水浸しになつてカチカチに乾きついた財布からパサパサになつてゐる紙幣をとり出し...
原民喜 「小さな村」
...大臣に逢ったらすぐ銀幣五十個をあげなさい...
久生十蘭 「新西遊記」
...少からぬ紙幣束が入っているらしく...
火野葦平 「花と龍」
...自分で労働の貨幣価格が騰貴しつつあったと述べているちょうどその時に...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...紙幣は障子を張る程有之(これあり)諸君も尊敬仕(つかまつり)候...
宮沢賢治 「革トランク」
...佐沼の高橋清治郎氏は小さな御幣だと言われた...
柳田国男 「雪国の春」
...僕らにしてもやっと御幣の傍へ帰りついたのだからね...
横光利一 「旅愁」
...御幣(ごへい)を立てて曳(ひ)いていた飾り馬の背へ...
吉川英治 「鬼」
...楮幣と引き替えで売ってやろう」遊女(あそびめ)たちはやや色めいた...
吉川英治 「私本太平記」
...以上が世界の異る国における比較的貨幣価値を左右するただ二つの原因であると私は信ずる...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...貨幣労賃は騰貴するであろうが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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