...話の幕外に出るなよ...
...外野の意見は幕外で聞いているよ...
...彼女はいつも幕外から見守っている気がする...
...その事件は幕外の人間には理解できないだろう...
...私は幕外から応援しているよ...
...突然幕外に一人のお巡りさんが現われて...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...さっき幕外で見物達に話しかけた警官の顔も見えた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...幕外(そと)は耳もきれそうな霜夜(しもよ)だが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...幕外への――将来への拡がりを持つ...
豊島与志雄 「故郷」
...幕いよいよ明かんとする時畠山古瓶以前は髯むぢやの男なりしを綺麗に剃りて羽織袴(はおりはかま)の様子よく幕外に出でうやうやしく伊井一座この度鴎外先生の新作狂言上場(じょうじょう)の許(ゆるし)を得たる光栄を述べき...
永井荷風 「書かでもの記」
...幕切れを緞帳を下して幕外の引込みをつけてみた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「金色夜叉」の幕外の引込みを思ひつき...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...幕外の引込みは受ける...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...目無達磨の出で俄に本物の大薩摩がでて来て黒幕外で弾きまくつたら...
正岡容 「浅草燈籠」
...天幕外遠隔の地へ駈け行き...
南方熊楠 「十二支考」
...皆幕外(まくそと)です...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...幕外の六法は例の緞帳...
山本笑月 「明治世相百話」
...幕外へひき出して...
吉川英治 「三国志」
...なぜ幕外に潜めておる兵を退けんかっ」と...
吉川英治 「三国志」
...幕外の将たちも、こもごもに彼のまえへ来て、鷲津(わしづ)、丸根の勝軍(かちいくさ)につづいて、鳴海方面の戦況が、刻々、有利に展開していることを祝した...
吉川英治 「新書太閤記」
...「みな幕外に退(さが)れ」ただふたりとなって...
吉川英治 「新書太閤記」
...そしてしばらく幕外に姿をかくしていたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...役者が幕外へ明晩の芸題の披露に出る習慣であったが...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
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