...第十常居(ゐま)は濕氣(しめりけ)少(すくな)く日當(ひあた)りよくして風(かぜ)の透(とほ)る樣(やう)に心(こゝろ)を用(もち)ふ可(べ)し...
關寛 「養生心得草」
...それから内輪(うちわ)の客だけが集る「常居(じょい)」という部屋へさがって...
太宰治 「故郷」
...「常居(じょい)」に来て...
太宰治 「故郷」
...ふと「常居(じょい)」の隣りの「小間(こま)」をのぞいて...
太宰治 「故郷」
...母屋(おもや)の常居(じょい)という部屋で...
太宰治 「親友交歓」
...彼は、藁草履(わらぞうり)を脱いで、常居にあがった...
太宰治 「親友交歓」
...常居(じよゐ)といふ家族の居間にさがつて...
太宰治 「津軽」
...勿論塾中常居、七ツ過ぎ会読終る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...方向を転じて日常居家の区域に入り...
福沢諭吉 「女大学評論」
...文三と意気(そり)が合わねばこそ自家(じぶん)も常居(つね)から嫌(きら)いだと云ッている昇如き者に伴われて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...又壽阿彌の位牌の左邊に「戒譽西村清常居士...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...次が十二代の「戒譽西村清常居士...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...少年の頃ある夜常居(じょうい)より立ちて便所に行かんとして茶の間に入りしに...
柳田国男 「遠野物語」
...常居(じょうい)に帰りて人々に話し...
柳田国男 「遠野物語」
...その中にふと立ちて常居(じょうい)の中(なか)をあちこちとあるき出すと思うほどに...
柳田国男 「遠野物語」
...……気がつくと常居(つねい)の間に坐っていた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...周防の常居(つねい)の間という感じだった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――雅楽頭の常居の間で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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