...常例を犯すなよ。...
...家庭内でのルールは常例で決めよう...
...その仕事では常例通りの手順で進めている...
...良い常例は後輩にも伝えていかなければならない...
...今回の事件は常例には当てはまらない...
...フランス語では形容詞を名詞の後に置くのが常例なので...
石川三四郎 「浪」
...彼は常例に依り夜更けまでうろつき廻って...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...私が知らぬと答へるのは常例になつた...
丘浅次郎 「落第と退校」
...せめては勇壮なる牛姿の一瞥だけでも持たばやと檻を眼がけて犇(ひし)めくのが常例だが...
谷譲次 「踊る地平線」
...で、常例としては、土曜日の午後から出かけて、南禅寺の瓢亭(ひょうてい)で早めに夜食をしたため、これも毎年欠かしたことのない都踊を見物してから帰りに祇園(ぎおん)の夜桜を見、その晩は麩屋町(ふやちょう)の旅館に泊って、明くる日嵯峨(さが)から嵐山(あらしやま)へ行き、中の島の掛茶屋あたりで持って来た弁当の折を開き、午後には市中に戻って来て、平安神宮の神苑(しんえん)の花を見る...
谷崎潤一郎 「細雪」
...常例により、(B)の所有者(1)に対する(B)の利用曲線を βr,1βq,1(第三図)とし、この人が所有する(B)の量を qbとする...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...まず槍の使い方を習わせられるのを常例とする...
中里介山 「大菩薩峠」
...世間常例の如く先に立つことをせず...
中里介山 「大菩薩峠」
...何時(いつ)も寝る処に寝直すのが常例でした...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...先生は屹度(きっと)中ノ嶋(なかのしま)の筑前屋敷に伺候(しこう)して御機嫌(ごきげん)を伺うと云う常例であった...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...岩吉におぶさるのが常例だつた...
牧野信一 「熱海線私語」
...忽ち御免蒙るわと来るんだからまあ大概の人は落第するのが常例ですよ...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...この言葉に厭といふほど打ちのめされる思ひがするのが常例なのだ...
牧野信一 「ひとりごと」
...むしろ常例となつてゐた...
正宗白鳥 「編集者今昔」
...知らず/\机の上に頭を垂れて眠るのを常例とするやうになつた...
正宗白鳥 「幼少の思ひ出」
...従前馬商来れば輔相これに馬の価を問い答うるままに仕払って買い取るを常例とした...
南方熊楠 「十二支考」
...学年末に至るまで教科書がそろわないことが常例であった...
三好十郎 「ゴッホについて」
...常例にしていた土地も遠国にはあるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
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