...常例を犯すなよ。...
...家庭内でのルールは常例で決めよう...
...その仕事では常例通りの手順で進めている...
...良い常例は後輩にも伝えていかなければならない...
...今回の事件は常例には当てはまらない...
...常例に拠るとそこですぐ横になって鼾(いびき)をかくんだが...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...常例の通り何時何日(いついくか)には...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...常例により、(B)の所有者(1)に対する(B)の利用曲線を βr,1βq,1(第三図)とし、この人が所有する(B)の量を qbとする...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...ジャン・ヴァルジャンが自ら定めたらしい常例に反することであり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まず槍の使い方を習わせられるのを常例とする...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友はその常例によって...
中里介山 「大菩薩峠」
...大抵(たいてい)の家(うち)では米(こめ)の菱餅(ひしもち)を出(だ)すのが常例(じやうれい)であるが勘次(かんじ)にはさういふ暇(ひま)がないのでおつぎは僅(わづか)に小豆飯(あづきめし)を炊(たい)て重箱(ぢゆうばこ)を持(もつ)て行(い)つたのであつた...
長塚節 「土」
...先生は屹度(きっと)中ノ嶋(なかのしま)の筑前屋敷に伺候(しこう)して御機嫌(ごきげん)を伺うと云う常例であった...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...また常例でもある...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...岩吉におぶさるのが常例だつた...
牧野信一 「熱海線私語」
...私や音無が罹つてゐたやうな精神病の流行は常例だつたといふことである...
牧野信一 「鬼の門」
...この言葉に厭といふほど打ちのめされる思ひがするのが常例なのだ...
牧野信一 「ひとりごと」
...その真実の力において誇りに匹敵しないといふのが常例ぢやなからうかね――といふやうなことを...
牧野信一 「ビルヂングと月」
...七夕祭を見に来る村の子供に一握りづゝ施すのが常例になつてゐた...
正宗白鳥 「月を見ながら」
...従前馬商来れば輔相これに馬の価を問い答うるままに仕払って買い取るを常例とした...
南方熊楠 「十二支考」
...常例以上はなやかにそれらの式も行なわれたのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あたりの雰囲気は却ってその小心を嘲(わら)い消してしまうのが常例である...
吉川英治 「新書太閤記」
...なかなか出て来ないのが常例だった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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