...有名な席亭や商店の名が書いてある...
竹久夢二 「砂がき」
...先づかけ出しの真打ちならば初日に席亭の処へ行つて...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...少し食ひ足りない者でも席亭にさへ気に入ればそれが真打になると言ふのぢや...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...席亭へも話して見たが捜索の道がない...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その席亭の主人(あるじ)というのは...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...次ぎの席亭へと人力車を飛ばすのを...
野村胡堂 「胡堂百話」
...ある折両国の福本という講談席亭で...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...席亭(せきてい)に出ても鉢巻のようなものをして自慢の髪を――ある折はばらりと肩ぐらいで切っている事もあった...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...斗酒(としゅ)をあおって席亭で小唄をうたいながら...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...これだから寄席稼業は止められませんやと席亭大恐悦でいる時しもあれや...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...「じゃ師匠何分お願い申します、どうかひとつみっちり仕込んでおくんなすって」ややしばらく仲間の話、席亭の話、取り止めもなく喋りちらしたのち例によってそそくさ立ち上がりながら親父の圓太郎はもういっぺん改まってこう頼んでかえっていった...
正岡容 「小説 圓朝」
...小圓太という名前が子供々々していて貫禄がないため席亭が重んじないのだとこう圓生は考えたのだった...
正岡容 「小説 圓朝」
...楽屋も席亭も目を瞠った...
正岡容 「小説 圓朝」
...お客はおろか席亭にまで...
正岡容 「小説 圓朝」
...それほど席亭といえどもまた...
正岡容 「寄席」
...みんな席亭からお金ばかり借りたがっている了見の表れの奇行百出であることが...
正岡容 「寄席」
...なんとその席亭へ売りにいった...
正岡容 「寄席」
...方々の席亭専門に高利の金を貸していて...
正岡容 「寄席」
便利!手書き漢字入力検索
バスティーユの恋人たち