...席亭(せきてい)の主人は叫喚(きゃっ)と云って後ろへ転倒(ひっくらかえ)り汝(てめえ)まだ迷っているか堪忍してくれと拝(おが)みたおされ...
関根黙庵 「枯尾花」
...先づかけ出しの真打ちならば初日に席亭の処へ行つて...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...席亭の気に入られなけりや寄席営業には出られません...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...席亭は「師匠どうも御苦労でございました...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...当今都下の席亭にむらくと看板かかぐるものはその頃の人とは同じからずといふ...
永井荷風 「書かでもの記」
...その席亭の主人(あるじ)というのは...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...やっと席亭はかえっていった...
正岡容 「小説 圓朝」
...巧く正面の席亭の名前のところへ当ればいいけれど...
正岡容 「小説 圓朝」
...お客はおろか席亭にまで...
正岡容 「小説 圓朝」
...席亭からだされたのだろう...
正岡容 「小説 圓朝」
...そもそも席亭というものはお客さま次第...
正岡容 「初看板」
...この興行は尻(しり)っ弾(ぱ)ねがしますぜ」閉場(はね)ると席亭が景気をつけるようにこう言って...
正岡容 「寄席」
...えらいことをしやがる」よもやと高をくくっていた席亭は...
正岡容 「寄席」
...びっくり仰天して席亭...
正岡容 「寄席」
...「草鞋でもなんでも履きさらせ!」――今度は席亭のほうのなかなか粋な話せる面を話すとしよう...
正岡容 「寄席」
...「なんぼお入用です鶴左衛門はん」……つまりあまりにも寄席学に通じつくしたこの席亭は...
正岡容 「寄席」
...手文庫を引寄せた席亭の了見が花も実もあって...
正岡容 「寄席」
...席亭が市内電車の切符をくれた...
正岡容 「寄席」
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