...彼女は希代の美人だ...
...彼は希代の怪物と呼ばれている...
...彼は希代の研究者である...
...彼女の才能は希代である...
...この危機を乗り越えたら、希代の英雄として記憶されるだろう...
...そうした貴方様、勉強家でござりました癖に、さて、これが療治に掛(かか)りますと、希代にのべつ、坐睡(いねむり)をするでござります...
泉鏡花 「怨霊借用」
...希代(きだい)の悪党なんだ...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...それにあいつは希代の悪党なんだから」「それはどういう意味でしょうか」紋三は変な顔をして尋ねた...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...希代(きだい)の怪人と...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...しかも「二十面相」という希代(きだい)の怪賊なのです...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...手をやいていた希代(きだい)の凶賊が...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...希代の遊蕩児であった...
江戸川乱歩 「影男」
...希代の異常犯罪者三人三様の思いをのせて...
江戸川乱歩 「影男」
...希代(きだい)の宝石泥棒です...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...これに希代(きだい)の女賊がからみ...
江戸川乱歩 「大金塊」
...宛然(さながら)黒人種(エシオツプ)の耳元(みゝもと)に希代(きたい)の寶玉(はうぎょく)が懸(かゝ)ったやう...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...それが希代の智馬と知れて王一億金もて瓦師より買い取ると...
南方熊楠 「十二支考」
...東岸にウォーウォー棲んで相(あい)雑(まじ)わる事なきは希代だ...
南方熊楠 「十二支考」
...希代(きたい)の名木なれば「聞く度に珍らしければ郭公(ほととぎす)いつも初音(はつね)の心地(ここち)こそすれ」と申す古歌に本(もと)づき...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...希代(きたい)の名木なれば...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...三年頃の公園六区に希代の大女が現われた...
山本笑月 「明治世相百話」
...希代(きたい)な火独楽(ひごま)! その火独楽だ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...希代(きたい)ふしぎな火焔独楽(かえんごま)――はい...
吉川英治 「神州天馬侠」
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