...白い水蒸気が渦巻くやうに立つた...
石川啄木 「道」
...畦(あぜ)に突き当たって渦(うず)を巻くと...
泉鏡花 「海の使者」
...此の大きな木を取り巻くには三十人の人が腕をひろげて手をつないでも足りない位だ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...」警部は煙草を巻く紙ばかり重ねた小さいブック――これは別々の紙をたくさん重ねたものだから...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...ネジでも巻くみたいに...
高見順 「いやな感じ」
...六巻くらいには上っていたのではなかろうかと思われます...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...東北の冷害という「自然現象」に対する渦巻く同情の嵐を他処にして...
戸坂潤 「社会時評」
...せかれた水が渦を巻くように...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...渦巻く焔と煙の中に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いよいよ高く逆巻くように広がった...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...船が行く――渦巻く水はじきに気ずいに魚を飼うだろうナースチャは...
「赤い貨車」
...始めて珠(たま)を巻く風習がこの島々に起こったものと...
柳田国男 「海上の道」
...千はやふるかみをも足に巻くものかと言いかけると男も抜からず...
柳田国男 「木綿以前の事」
...福太郎の前後を取巻く三つの炭車(トロッコ)に乗りかかると...
夢野久作 「斜坑」
...附髷(つけまげ)をした時地毛(ぢげ)の相当に残つた人は其れを後(うしろ)で二つに分けて髷(まげ)の縁(ふち)を巻くのである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...渦巻く味方の物々しい声援に送られて...
吉川英治 「三国志」
...すぐ逆巻く波がしらを作って...
吉川英治 「新書太閤記」
...京都を取り巻く山々の静止する時期である...
和辻哲郎 「京の四季」
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