...通信もまとまりが悪く...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...しかし書かねば此文章のまとまりがつかぬ...
伊藤左千夫 「浜菊」
...ひとりそんなふうにかんがえつづけていたわたしはあたまの中に一つ二つ腰折(こしおれ)がまとまりかけたのでわすれないうちにと思ってふところから手帳を出して月あかりをたよりに鉛筆をはしらせて行った...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...………昼寝をしながらまとまりのない夢のかずかずを幾つともなく夢みてはさめ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...大きいがまとまりのない建物で...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「サセックスの吸血鬼」
...そのまとまりのないことばを...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...やがて相談がまとまりました...
豊島与志雄 「シロ・クロ物語」
...その気持にまとまりがつかなかった...
豊島与志雄 「反抗」
...人間の仕事にまとまりをつけるのは頭の役で...
羽仁もと子 「女中訓」
...とても漠然としてまとまりがなく...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...まさにまとまりかかっている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...まとまりのない、日向の飴の様な字をかなり並べる間、お金は傍に座って筆の先を見ながら、自分の息子にあまり益のない嫁を取った損失を考えて居た...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...貸家にしてもよいということに大体御相談がまとまりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何となし印象がまとまりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこに揺れるまとまりないかげだの音だの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...第六章 馬車についてこの章は最もまとまりのないエッセーで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私は事件のまとまりが...
夢野久作 「暗黒公使」
...心に何のまとまりもない虚(うつろ)になっていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??