...こゝに挙げることは差し控える...
芥川龍之介 「合理的、同時に多量の人間味」
...私は口にこそ出すのを差し控えるけれど...
上田広 「指導物語」
...手荒な真似は極度に差し控えるという...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...未だに差し控えている...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...たがいに尋ね合うことを差し控えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...差し控えてるほうがましですわ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こちらから進んでジャンナン親子に会おうとする手段を差し控えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...歴史的政治的問題を差し控え...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...蝋燭(ろうそく)の光がさしてる間は差し控えていたが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼は我慢して車台に飛び上がるのを差し控えた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...それまでは差し控える事に致しております...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...あんなのがいちゃ第一女房が納まりません」五郎八はそういって部屋の隅に神妙に差し控える女房のお六をふり返るのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...しばらくは言葉もなく差し控えていると...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...そうすることを差し控えたのは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...かの事を差し控えよと制したが後には三夜まで引き伸ばした...
南方熊楠 「十二支考」
...かく当夜謹慎して鼠を饗するは年中の鼠害をなるべく差し控えてもらう心から出たのを...
南方熊楠 「十二支考」
...これに差し控えて万一に備えていたわけです」曹操は大いに力を得て...
吉川英治 「三国志」
...わざとこれに差し控えて」「はははは...
吉川英治 「新書太閤記」
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