...なにびとも知らざるなく妖怪中の巨魁(きょかい)であるが...   
井上円了  「おばけの正体」 
...二人の巨魁(きょかい)は...   
海野十三  「火薬船」 
...枢密院はただちに巨魁らの取調べにはいった...   
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」 
...氏は決して森田氏が云っているような騒動の巨魁などではない...   
戸坂潤  「社会時評」 
...彼れは此問題の爲めにモツブの巨魁なり...   
鳥谷部春汀  「明治人物月旦(抄)」 
...彼れは此問題の為めにモツブの巨魁なり...   
鳥谷部春汀  「明治人物月旦(抄)」 
...敵党の巨魁(きょかい)にしても...   
直木三十五  「南国太平記」 
...十津川天誅組(とつがわてんちゅうぐみ)の巨魁(きょかい)松本奎堂(けいどう)であったことが後に知れる...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...入江九一の面々が巨魁(きょかい)で...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...つまりこの二人は過ぐる夜の破牢者の巨魁(きょかい)なのであります...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...私は日本全国を震駭(しんがい)させつつある重大事件の巨魁(きょかい)が帝都の中央を悠然(ゆうぜん)とタクシーで疾駆(しっく)してゆく後影を見送りながら...   
平林初之輔  「動物園の一夜」 
...リカビーは巨魁(きょかい)だが...   
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」 
...喫茶珈琲店の巨魁(きょかい)たる...   
正岡子規  「四百年後の東京」 
...其時二人の目に奸人の巨魁(きよくわい)として映じたのは...   
森鴎外  「津下四郎左衛門」 
...そのいちばんの巨魁は小栗風葉で...   
柳田国男  「故郷七十年」 
...寅寿は水戸家の執政でありながら老中大奥と結んで暗に斉昭隠居の事を企んだ巨魁(きょかい)であった...   
山本周五郎  「新潮記」 
...巨魁(きょかい)を...   
吉川英治  「大岡越前」 
...宝蔵破りの巨魁(きょかい)と間違われて...   
吉川英治  「宮本武蔵」 
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