...なにびとも知らざるなく妖怪中の巨魁(きょかい)であるが...
井上円了 「おばけの正体」
...異端の巨魁たる余は公然高壇の上に立ち粛然福音を演(の)べ伝うるの許可を有せざれば...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...二人の巨魁(きょかい)は...
海野十三 「火薬船」
...枢密院はただちに巨魁らの取調べにはいった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...こうして巨魁を見遁す処の...
戸坂潤 「社会時評」
...敵党の巨魁(きょかい)にしても...
直木三十五 「南国太平記」
...十津川天誅組(とつがわてんちゅうぐみ)の巨魁(きょかい)松本奎堂(けいどう)であったことが後に知れる...
中里介山 「大菩薩峠」
...入江九一の面々が巨魁(きょかい)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまりこの二人は過ぐる夜の破牢者の巨魁(きょかい)なのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...危険思想家の巨魁(きょかい)と見做(みな)された道庵が...
中里介山 「大菩薩峠」
...その先輩の巨魁(きょかい)に仕えて礼をつくし...
福沢諭吉 「教育の目的」
...喫茶珈琲店の巨魁(きょかい)たる...
正岡子規 「四百年後の東京」
...巨魁八人収監せらるること数月なりしが...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...賊軍の巨魁(きょかい)西郷隆盛は以前は陸軍大将にて天朝の御覚えめでたかりしものなること等より...
宮崎湖処子 「空屋」
...其時二人の目に奸人の巨魁(きよくわい)として映じたのは...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...寅寿は水戸家の執政でありながら老中大奥と結んで暗に斉昭隠居の事を企んだ巨魁(きょかい)であった...
山本周五郎 「新潮記」
...「巨魁だ」「刑部っ」それを...
吉川英治 「大岡越前」
...こいつだ」「巨魁(きょかい)っ」「主(しゅ)の讐(かたき)め」寄りたかった剣槍は...
吉川英治 「三国志」
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