...隣に座った巨漢の人が席を圧迫していた...
...巨漢のプレーヤーが相手チームを圧倒した...
...身体が大きくて重いため、巨漢は膝を痛めやすい...
...この小さな部屋に巨漢が入ってくると圧迫感がすごい...
...巨漢の男性が振り返った瞬間、私は彼の存在に圧倒された...
...筋骨逞(たく)ましい大兵(だいひょう)肥満の黒々(くろぐろ)した巨漢と振袖然(ふりそでぜん)たる長い羽織を着た薄化粧したような美少年と連れ立って行くさまは弁慶と牛若といおう乎(か)...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...それは非常に肥えたあから顔の巨漢で...
海野十三 「火葬国風景」
...力士にしてもはずかしくない巨漢が現われた...
海野十三 「第五氷河期」
...「一体いつ頃お気がつかれたのですか」「全く困ったことになりましたよ」巨漢(きょかん)の理学士は顔を曇らせて云った...
海野十三 「爬虫館事件」
...二人の巨漢は肩をならべて歩き出した...
辰野隆 「浜尾新先生」
...筋骨逞しい裸体の巨漢が蟒(うわばみ)に巻き付かれて凄じい形相をして居る彫刻の傍に...
谷崎潤一郎 「少年」
...黒ガキの牀柱(とこばしら)を背に、一人の巨漢が、入って来る人間をしらべながら、名簿らしい大きな帳面に、赤インキで、しるしをつけている...
火野葦平 「花と龍」
...向こう鉢巻をした助役(ボーシン)の巨漢は...
火野葦平 「花と龍」
...そこへ三島という巨漢がとびかかり...
山本周五郎 「風流太平記」
...短気らしい眼を光らした巨漢(おおおとこ)であった...
夢野久作 「暗黒公使」
...人相の悪い巨漢が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その支那人風の巨漢(おおおとこ)は鮮やかなドッシリした日本語で喋舌(しゃべ)り出した...
夢野久作 「人間レコード」
...富士に乗る……というので……」「しめたぞッ……それでええのじゃ」支那人風の巨漢(おおおとこ)がイキナリ膝を打って大きな声を出した...
夢野久作 「人間レコード」
...右の上膊の骨を外した巨漢が...
夢野久作 「冥土行進曲」
...巨漢である...
横光利一 「夜の靴」
...遠目にもわかる異相の巨漢があった...
吉川英治 「三国志」
...怒れる形相に抹(まっしゅ)をそそいだ巨漢(おおおとこ)が...
吉川英治 「三国志」
...「御舎弟、四条はもうついそこでござりますぞ」一人が駕へいったが、駕の中の巨漢は、張子の虎のようにガクガク首を振りながら、快(こころよ)げに居眠っているのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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