...巧みにそれが進退して敵を圧倒する...
石原莞爾 「最終戦争論」
...手腕ある政治家はこの辺の消息に通じ巧みに国民の敵愾心(てきがいしん)を外に向けて国内の紛擾を避けることがある...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...美しく巧みなように私の眼に映った...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...すべて手芸に巧みになるように織女星(しょくじょせい)にお祈りをする宵(よい)である...
太宰治 「作家の手帖」
...ごく巧みに――(と少なくとも彼は考えたが)――前の言葉をごまかしてしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...巧みに細工されたものであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それらの舗石は巧みに積み重ねられて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
永井荷風 「江戸芸術論」
...巧みに近藤方に通知するのが拙者の任務だ」「そうか」山崎も納得したらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...なア兄さん」平次は巧みに小僧の気を引いて行くのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...巧みに相手の口占(くちうら)から...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...子供のあたしにも面白くきかせるほど巧みにしゃべりたてた...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...君は巧みにノートして呉れた...
三好達治 「測量船拾遺」
...林泉の美が巧みに加えられた庭が座敷の周囲にあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...貴族にふさわしい運動なら何でも巧みで優れていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...けれども整然と賢く巧みにいうことは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...巧みに話をそらしてしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...そして巧みに、戟の舞と、剣(つるぎ)の舞を、あしらいつつ、舞い旋(めぐ)り舞い旋り、ようやく事なくその場を収めた...
吉川英治 「三国志」
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