...だからいかに巧みに詠(よ)みこなしてあっても...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...かつこれに加えて広告に巧みな民友社が商略上大袈裟(おおげさ)に吹聴(ふいちょう)したから...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...ちょっとした色っぽい身ぶりの下に巧みに陰蔽しながら...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...初め巧みにおだてておいて...
高見順 「いやな感じ」
...鑄る妙工の巧みより眞(まこと)の物を見る如し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...巧みに策をらして...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...主任建造者たるフイイーの考案によって巧みに明けられた数個の間隙(かんげき)からは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...恋愛と剣戟とそれに今講じたような要素を巧みに織雑(おりま)ぜるならば...
直木三十五 「大衆文芸作法」
......
永井荷風 「江戸芸術論」
...相間(あいま)相間に巧みなきっかけを入れて話の後を釣り出して行く吉川夫人のお手際(てぎわ)を...
夏目漱石 「明暗」
...襟(えり)のあたりは巧みに茶袋で隠してありますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それほど深い巧みがないとすれば...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...如何にしたらその閑暇(ひま)を巧みに利用することが出来ようか...
平田禿木 「趣味としての読書」
...ほほえましい巧みだと認めているのだが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...心臓がこんなに丈夫でもよし悪しだって云ってたっけだ」「専門家にゃあ専門家の意見があるだな」「そんな状態がまる三日続いただ」春さんはまた巧みに話題のそれるのを防いだ...
山本周五郎 「青べか物語」
...巧みに釣り上げられた大天幕の穹窿(きゅうりゅう)の無数の隙間からは...
夢野久作 「暗黒公使」
...彼の巧みな座談にひきこまれて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...抜け道や横丁を巧みにくぐろうとする智恵を持たない若さだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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