...どうしてこんな巧い事をいえるだろうと益々(ますます)感服した...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...」社長「そりゃ巧い話だが長江の出口を止めるなんて...
海野十三 「発明小僧」
...会話は井谷が巧い工合に引き出すので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「どうだ巧いだろう...
谷崎潤一郎 「The Affair of Two Watches」
...お互に「巧いことやって頂戴」いうて...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...無論やり手の旦那(だんな)さまのリイドの仕方も巧いんでしょうけれど...
徳田秋声 「仮装人物」
...なかなか巧い具合にゆかないもので...
戸田豊子 「歩む」
...何か巧い方法を見付けて手品のように烏賊を鯣にする仕掛けを考えてでもいるようにとられるか...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...新聞記者を操縦する所なんか巧いものだ...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...「先生は地球物理の方で会員になられたのですから、その方はもう大家になったが、物理の方はこれからだとおっしゃれば良かったのですに」といったら、「それは巧い...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...巧い指示実験(デモンストレーション)だ...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...仲なか巧いことを言う――まあ...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...文楽は巧いけれど噺の数が少ないと...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...どうして巧い調子で言えるものか...
正岡容 「寄席」
...では御免遊ばしまして……」「巧いもんだなあ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...「巧いな」と思ったり...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...巧いもんだそうだが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...どうあの口巧い武蔵が取入ったやら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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