...川柳点(せんりゅうてん)にある通り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ってね――川柳点(せんりゅうてん)にはうまいのがあるよ」「尺八になんに祟(たた)るというのか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...と川柳点(せんりゅうてん)にもあるくらいで...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...川柳点の狂句もやつた...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...川柳点には、三囲(みめぐり)のあたりからもうぶちのめしまた、梅若は旅陰間(たびかげま)にはいやと云ふさらにさらに、梅若は十六日があはれなりよしや涙雨しげくふるとも、大念仏に群衆賑はふ忌日の十五日よりは、ハタと人影絶えつくしたその翌る日の景色こそ、と...
正岡容 「下町歳事記」
...それ川柳点にもあったじゃねえか...
正岡容 「小説 圓朝」
...さらにいま一歩をすすめて『柳多留』正系の川柳点こそ好適とかう考へたその日から...
正岡容 「東京万花鏡」
...川柳点に所謂「片棒をかつぐゆうべの鰒(ふぐ)仲間」だから耐らない...
正岡容 「落語家温泉録」
...川柳点ではかう屋上の捕物を詠んでゐる...
正岡容 「吉原百人斬」
...川柳点にいわゆる「片棒を担ぐゆうべの鰒(ふぐ)仲間」で...
正岡容 「わが寄席青春録」
...町人の学者はわづか三右衛門といへる川柳点(せんりうてん)も...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...こういう卑劣なる川柳点があるというが...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...――おうよちよちと爪で戸を叩き川柳点(せんりゅうてん)にそういう句がある...
山本周五郎 「花も刀も」
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