...嶺南という言葉は熟語ではありません...
...遠く嶺南地方にのびたりすることもあるにはあったが...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...広東の嶺南大学に学んでいる...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...勅命を奉じて嶺南(れいなん)に使(つかい)し...
中島敦 「山月記」
...勅命を奉じて嶺南に使し...
中島敦 「山月記」
...袁が嶺南からの歸途には決して此の途(みち)を通らないで欲しい...
中島敦 「山月記」
...『本草』に〈※蛇嶺南に生ず...
南方熊楠 「十二支考」
...『紀伊続風土記』に、ほとんど同様の事を記し、全身蝮のごとく、噛まば甚だ毒あり、牟婁郡山中稀に産す、『嶺南雑記』に、〈瓊州冬瓜蛇あり、大きさ柱のごとくして長(たけ)ただ二尺余、その行くや跳び躍る、逢々として声あり、人を螫(さ)し立ちどころに死す〉とあると同物だろうという...
南方熊楠 「十二支考」
...その獣嶺南および蜀西山林中に生ず...
南方熊楠 「十二支考」
...唐の孟の『嶺南異物志』には...
南方熊楠 「十二支考」
...唐の張(ちょうさく)の『朝野僉載(ちょうやせんさい)』に、嶺南の※民、鼠の児目明かず、全身赤く蠕(うご)めくものに、蜜を飼い、箸(はし)で夾(はさ)み、取って咬むと喞々(しつじつ)の声をなす、これを蜜喞(みつしつ)といいて賞翫するとあり...
南方熊楠 「十二支考」
...明の李時珍が、嶺南の人は、鼠を食えどその名を忌んで家鹿と謂うと言った...
南方熊楠 「十二支考」
...嶺南の茘枝(れいし)は帝王の驕奢を語り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...古くは嶺南(れいなん)の陸路は通じなかったのみでなく...
柳田国男 「海上の道」
...嶺南人(れいなんじん)なり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...五祖いはく、嶺南人無仏性、いかにしてか作仏せん...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...」「嶺南人だ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...」「嶺南人には仏性(解脱の素質)がない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...嶺南人無仏性となり」である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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