...南都北嶺の反心によりて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...佐野坂は農具川(のうぐがわ)と姫川(ひめがわ)との分水嶺である...
石川欣一 「可愛い山」
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伊東静雄 「わがひとに与ふる哀歌」
...芝原嶺(しばはらたふげ)を下り湯沢(ゆさは)に抵(いたら)んとする途(みち)にて遙(はるか)に一楹(いちえい)の茶店(さてん)を見る...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...豊後国速見郷鶴見山嶺に在り...
高木敏雄 「比較神話学」
...破濤のやうに連りわたつた山嶺は...
田山花袋 「歸國」
...短歌秋の日し見まくよけむと筑波嶺の岩本小菅引き攀ぢて來ぬ明治三十五年春の川鬼怒川の歌こもり江の蒲のさ穗なす...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...俗に金時の生れたと稱する泣きびそ山などといふ峻嶺が聳えて來る...
長塚節 「旅行に就いて」
...肥沃の地を見れば山嶺をこえて移耕し...
日野強 「新疆所感」
...それが何か一つのエポック――分水嶺――のやうなものを作るやうな氣がいたしました...
堀辰雄 「リルケ年譜」
...南嶽の慧思は山に水なきを患(うれ)うると二虎あり師を引きて嶺に登り地を(か)いて哮(ほえ)ると虎泉とて素敵な浄水が湧出した...
南方熊楠 「十二支考」
...嶺続東西北...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...十三夜の詩の次に石崎鳳嶺に次韻した作がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...函嶺の第一日である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...消え残る高嶺(たかね)の雪を聯想(れんそう)して怪しまなかった...
柳田国男 「海上の道」
...さて何ゆえに山嶺または峠をヒヨというか...
柳田國男 「地名の研究」
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山之口貘 「鮪に鰯」
...四明(しみょう)の嶺(みね)...
吉川英治 「私本太平記」
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