...それより函嶺(はこね)に赴(おもむ)く途中(とちう)...
泉鏡太郎 「熱海の春」
...興安嶺隧道(こうあんれいトンネル)殺人事件に関係のあった残りの三十六人について測定した曲線にも...
海野十三 「キド効果」
...二人は橇(かじき)に雪を漕(こぎ)つゝ(雪にあゆむを里言にこぐといふ)互(たがひ)に声(こゑ)をかけて助(たすけ)あひ辛(からう)じて嶺(たふげ)を逾(こえ)けるに...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...枝折峠の嶺上から約四時間を要する...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...手にして厚き黒雲にイデーの嶺を包ましめ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...夕にアルプスの雪嶺を超え...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...大菩薩嶺上の大パノラマ...
中里介山 「山道」
...この青年は大菩薩連嶺を中心としての地理は猪鹿の通る細道までも心得ている様子であります...
中里介山 「山道」
...その間一日淺間の山嶺に雲の峰の上騰するを見て始めて天地の壯大なるを感じたりき...
長塚節 「長塚節歌集 中」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...とうとうその分水嶺までこぎつけた...
本庄陸男 「石狩川」
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三好達治 「朝菜集」
...嶺続東西北...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...然るに墓誌を刻した嶺松寺中の石は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それにつゞく連嶺の聳え立つ果しなき山なみ...
吉江喬松 「山岳美觀」
...――つい嶺(みね)の南...
吉川英治 「私本太平記」
...沂嶺を越えて来たって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わが登る天城の山のうしろなる富士の高きはあふぎ見飽かぬ山川に湧ける霞の昇りなづみ敷きたなびけば富士は晴れたりまがなしき春のかすみに富士が嶺の峯なる雪はいよよ輝く富士が嶺の裾野に立てる低山の愛鷹山はかすみこもらふ愛鷹の裾曲(すそみ)の濱のはるけきに寄る浪白し天城嶺ゆ見れば伊豆の國と駿河の國のあひにある入江の眞なか漕げる舟見ゆ野や濱や山の上から見た富士山のみを書いて來た...
若山牧水 「樹木とその葉」
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