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饗庭篁村 「木曾道中記」
...南都北嶺とやらの聖(ひじり)僧たちも少からぬように見うけたが...
芥川龍之介 「邪宗門」
...屹(きつ)と西山の嶺(いただき)に瞳を据ゑる...
石川啄木 「赤痢」
...楳嶺先生の画風にしたがって描いているつもりでも...
上村松園 「三人の師」
...何しろ楳嶺先生は大変に厳格な気象のお方でしたのに...
上村松園 「昔のことなど」
...果然、雪の白峰連嶺は、飽くまで蒼(あお)い空に、クッキリとその全身を露わしている...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...碓氷嶺(ね)の南おもてにも爽(さわ)やかな夏が来たのだ...
大坪砂男 「浴槽」
...興安嶺(こうあんれい)の奥の金銀廟(きんぎんびょう)まで...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...銃剣を構へた騎馬隊が野獣のやうにおれたちに襲ひ掛からうとおれたちは高く頭(かしら)を挙げ昂然と胸を張って怒濤のやうに嶺をゆるがす萬歳を叫ばう!おれたちが陣地を棄てず...
槇村浩 「間島パルチザンの歌」
...唐の張(ちょうさく)の『朝野僉載(ちょうやせんさい)』に、嶺南の※民、鼠の児目明かず、全身赤く蠕(うご)めくものに、蜜を飼い、箸(はし)で夾(はさ)み、取って咬むと喞々(しつじつ)の声をなす、これを蜜喞(みつしつ)といいて賞翫するとあり...
南方熊楠 「十二支考」
...福建の桃花嶺に竹多くこの鼠実に多し(『本草綱目』五一下...
南方熊楠 「十二支考」
...阿耨達池(あのくだっち)やすべて葱嶺(パミール)から南東の山の上の湖(みずうみ)は多くは鏡(かがみ)のように青く平(たい)らだ...
宮沢賢治 「学者アラムハラドの見た着物」
...昭和十七年臘月下浣函嶺強羅にて...
柳宗悦 「和紙十年」
...能登の海上からの眺望はこの連嶺を眞正面に眺めやるとか...
吉江喬松 「山岳美觀」
...東京の近くに日本の中央山嶺のあつたことを望んでさしつかへなからう...
吉江喬松 「山岳美觀」
...山城八幡に近い洞(ほら)ヶ嶺(みね)へのぼって行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...安山鎮の嶺まで来ると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...枯野のなかを行きながら遠く望む高嶺の雪...
若山牧水 「樹木とその葉」
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